50代、実はゆるゆる?「骨盤底筋」を強くして猫背・たれ尻・尿もれをストップ!

“ゆるゆる”に弱っても少しの意識で変わる

そんな大活躍の骨盤底筋ですが、実は傷つきやすく繊細で、“弱らせがち”な筋肉なのだと言います。

「加齢や運動不足で弾力を失いやすく、また排便時の強いいきみや出産時の衝撃で引き伸ばされるなどして、骨盤底筋が“ゆるゆる”状態の方がとても多いです。放置すると、尿もれや、膣から内臓が出てしまう骨盤臓器脱などの病気の他、姿勢の悪化、肩こりや腰痛などさまざまな不調を招きます」

一方で、一度弱らせてしまった骨盤底筋も復活できると、田舎中さんは太鼓判を押します。

(広告の後にも続きます)

骨盤底筋の大事な役割は大きく3つ!

骨盤底筋は、どうして姿勢の美しさや健康のためのカギといえるのか、特に大事な3つの役割を詳しく解説します。

日常動作の要になる深層筋の一つです

骨盤底筋は、体幹を支える深層筋の一つ。横隔膜、腹横筋、多裂筋と連動し、「物を持ち上げる」「体をひねる」などの日常動作の土台を担います。特に骨盤底筋は動作の起点として最初に働くことが多く、弱ると体勢を崩しやすくなるなどの支障も。

【日常動作に重要な4つの深層筋】

正しい姿勢を支える“縁の下の力持ち”です

骨盤底筋は骨盤の底から体を支え、体幹や背骨、骨盤まわりを安定させる役割を担っています。そのため骨盤底筋が衰えると、猫背やぽっこりお腹、ひざのゆるみなど姿勢の崩れを招きます。

【骨盤底筋が弱っていると……】 

上半身が支えられず猫背に
ぽっこりお腹や垂れ尻に
ひざが曲がり腰痛にも

骨盤底筋が弱っていると、骨盤が後ろに傾いてお腹が出てしまう上、重心のバランスをとるために猫背気味に。

【骨盤底筋に力があれば……】 

体幹が安定、背筋もピン!
お腹やお尻もスッキリ
骨盤が立ち脚もまっすぐに

骨盤底筋に力があれば、骨盤や背骨がベストポジションに保たれ、腹筋や背筋もバランスよく使われて姿勢美人に。

排泄を司り、内臓を正常に働かせるのに欠かせません

直腸や膀胱、子宮などの内臓の重みを支えるのも、骨盤底筋の大事な役割。内臓を正しい位置にキープし、それらがスムーズに働く手助けをします。骨盤底筋がゆるむと、内臓が下垂して働きが落ち、また尿もれや骨盤臓器脱などの原因にも。 

骨盤底筋がゆるんだ状態

骨盤底筋が弱ると、内臓が下垂し消化不良などの不調を招きます。特に一番下に位置する膀胱は圧迫されやすく、尿トラブルの原因に。 

骨盤底筋がゆるんでいない状態

骨盤底筋がしっかり内臓を支えている状態。腸も働きやすく、排尿や排便が適切に行われます。