冬は血圧が上がりやすい!食べ方の3つの工夫で無理なく血圧対策

冬は1年の中で最も血圧が高くなる時期。鍋料理やおせちなど塩分の高い食事も血圧上昇につながります。高血圧は心筋梗塞や脳梗塞のリスクの一つ。無理なくできる食べ方の工夫を取り入れて、冬の血圧をコントロールしましょう。

冬の高血圧に気を付けて!

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冬は気温が低下することで全身の血管が収縮し、夏場よりも血圧が上がりやすくなります。

さらに、クリスマスや忘年会、新年会、家族の集まりなどで、ごちそうを食べたりお酒を飲んだりする機会も増える時期。外食やごちそう続きのときも、高血圧に注意が必要です。

というのも、鍋やおせち料理などは塩分が高く、血圧が上昇しやすくなります。また、アルコールの摂取も、血圧が上がる原因の一つ。春~秋は正常値でも、こうした要因が重なることで、冬になると血圧が高くなる人が増えるのです。

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自覚症状がないまま進行…怖い病気を引き起こすことも?

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高血圧は自覚症状がほとんどないため、気付かぬうちに血圧が上がってしまっているケースが少なくありません。

しかし、高血圧はさまざまな病気のリスクを高めることがわかっています。

血圧が高い状態が続くと、動脈の壁に負担がかかって動脈硬化を進行させます。その結果、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞といった脳血管疾患の他、認知症のリスクも高まります。

また、冬は暖かいリビングと寒い浴室など、室内の急激な温度変化で血圧が大きく変動するヒートショックも起こりやすい時期。血圧が急激に変化することで、脳卒中や心筋梗塞を起こすこともあります。塩分過多な食生活だと、そのリスクがさらに上がってしまうかも……。

高血圧は40歳頃から増えてくると言われますから、自覚症状がなくても日頃から高血圧対策を心掛けていきましょう。