文具のとびら編集部

本サイト編集長の文具王・高畑正幸さん、イロモノ文具コレクター・きだてたくさん、ブンボーグA・他故壁氏さんの3人による文具トークライブユニット「ブング・ジャム」が、気になる最新文房具を独自の視点から切り込んでいく「月刊ブング・ジャム」。今回は、ブング・ジャムのみなさんに2024年ベストバイ文具を紹介してもらいました。

第1回目は、他故さんのベストバイ「BREATH DIARY(ブレスダイアリー)」です。

(写真左からきだてさん、高畑編集長、他故さん)*2024年11月9日撮影
*鼎談は2024年11月26日にリモートで行われました。

日記を書こう!


「BREATH DIARY(ブレスダイアリー)」(いろは出版)

――今日は皆さんに2024年のベストバイ文具を紹介していただくということで、まずは他故さんお願いします。

【他故】今年の新製品じゃなくて申し訳ないですけど、2022年に発売された、いろは出版の「BREATH DIARY(ブレスダイアリー)」という小さい手帳。フリーダイアリーですね。これ、サイズで言うと何センチだったかな? ちょっと正確なのは調べないと分わかんないんですけど…。

【きだて】10㎝四方ぐらい? 正方形じゃないのかな?

【他故】横が9㎝の縦が11㎝。ほんのちょっと変形の四角。

【高畑】M5スクエアとM6の間ぐらいの感じ?


【他故】このサイズが何なのかは、今ホームページを見てもパッと分かんないんだけども。これ、フリーダイヤリーっていうことで、上に小っちゃく日を書くスラッシュがあって、横にカッコがあって曜日を書く感じになってて。それで中はドット方眼なんだけども、このドットが正直私の目ではほとんど見えないレベルで。このページの真ん中だけ色が濃くなってるの分かります?

【高畑】ああ、ぼんやり色がついてるんだ。

【他故】ぼんやり真ん中だけ、淡く色が付いていて、外側に向かって白くなってくるのね。ドットの色というか、大きさというか、ちょっとずつ違っていて、大きさと色合いというか濃さが違う。

【高畑】”もわっ”てなってるところの大きさが違う?

【他故】そう。ドットの大きさと、色合いというか濃さが違う。

【高畑】ドットというにはすごいでかい丸だよね。

【他故】そうそう、「円形ドット方眼」っていう言い方をしてるんだけど。

【高畑】真ん中に大きい丸があるよね。これ以外にもドットはあるの?

【きだて】これ、大きい丸がドットで表現されてるんだよ。

【高畑】あ、そうなの?

【他故】そう。それでドットが濃さがだんだん外に向かうと薄くなってって消えてくのね。


【高畑】そういうものなんだ。なるほど。

【他故】めっちゃぼんやりと真ん中だけ青く見えて。これ多分ね、2㎜間隔ぐらいなんですよ。

【きだて】だいぶ小さいドット方眼なんだね。

【他故】なので、このドット方眼の間に何かをするということではなくて、なんとなくガイドになるっていうレベルなんだけども。そもそもが、これって行数が決まっててギッシリ書きましょうみたいなタイプのものじゃなくって、「心の呼吸」みたいな言い方をホームページではしているんだけども、「ほっと一息みたいな言葉を書きましょう」っていうことになっていて。このページたっぷり書いてもいいし、この真ん中のぼやっとしたところになんとなく2、3文字書いてもいいみたいなことを許してるデザインなのね。

【きだて】いろは出版って、こういう感覚的というかイメージ優先のやつ好きよね。

【高畑】だから「ブレスダイアリー」なのね。

【他故】そう。「ほっと一息」という意味で「ブレスダイアリー」。この両端の下のところにローマ字で「su」と「ha」って書いてあって、何だろうなと思ったら、「スー、ハー」って息を吐く音らしいんだけど。


【きだて】あー、ノンブルとしては意味が無いのね。

【他故】そうやって、書くときに「まず肩の力を抜きませんか?」っていうかたちになってるんですね。

【高畑】なるほどね。

【他故】1日1ページ、何でもいいから一言書いたり。まあ書こうと思えば、ある程度ぎっしりも書けるので、「楽しく書けますよ」っていうようなフォーマットになっている。僕は日記を続けた続けられたことないんですよ。手帳を書くのが好きだったり、いろんなこと書いてたりはしてるんだけども、「何月何日」って書いて「何」みたいなことって続いたことが一切ないんですね。

【高畑】それは、毎日手帳に行動記録は書いてるけど、いわゆる日記というかたちで、「今日あった出来事についてどう思った」」みたいなことは書いてないという話?

【他故】ログは毎日つけてるんだけども、日記と言われるようなものはつけてないし、あとは日記的なもの、例えば野帳だったり、他の手帳に書いたりすることはあるけど、それは毎日書くと決めてやってるわけではないので。今回これを見て、毎日書けそうだなって思ったんですよ。この小っちゃい面と、あとは文字数が決められてないっていうことと、あともう一つは、たまたまここ数年好きでずっと追っかけてる日記作家に古賀及子さんという人がいるんですけど、古賀さんの日記の書き方にすごく感銘を受けていて。彼女の日記の書き方で、「日記は1日のことをまるまる書こうとはせず、5秒のことを200字かけて書くと良い」っていうメソッドがあるんですよ。

【高畑】ああ、そういう書き方なんだ。

【他故】だから、「今日何がありました、朝からこんなことがありました」って言われてズラズラ書こうとすると、書けない日もあるし、書けなくて間が開いちゃうのも嫌だし、あとは完全に書きたいと思う強さみたいなもので書けなくなったりということもあったりするのだけども、そうではなくて、何か1個あったなっていうことを200字に拡大する。思ったことを書く、その代わり感想は禁止っていう、あったことだけを書くみたいなことをやっていて。それにすごく憧れて試してみたくて、ちょうどこれを手に入れた時に、これだったら200字ぐらい書いてもまあある程度紙面が埋まるし、上手くいけるんじゃないかと思って始めたんですね。

【きだて】うん。

【他故】実際のところ書いていくと、古賀メソッドが段々なくなってきて、「今日疲れた」とかそんなことしか書かなくなるんだけど(苦笑)。それはそれで、自分の中で日記を書くっていう習慣がついたことがすごく嬉しくて。この大きさも多分良かったんだろうな。いつも机の横に本とかノートが立ててあるところにポッと置いてあるんだけども。この厚さで、持ち歩くことはしないんだけども、ただ家の中で発見できないっていうことはない厚さだったり、あとはバカでかくないので、どこでも置いておけるっていう。これが例えば、B5とかA4の大きさだったら、僕の机の周りには置くところがほぼないんだけども、こういう大きさだったらすぐ置けるとか、手に取って書けるとかっていうメリットがすごく大きくて。手で書くことが改めて楽しくなったなっていうことも含めて、今回僕の中でのベストバイということで選ばさせていただきました。

【高畑】それは、制作者の狙い通りというか、気楽にちょっとだけでもいいから書いてほしいという。いつ頃からそれ使ってるの?

【他故】7月の10日から始まってます。だから、まだ半年は経ってない。366ページあるので、今年中だと半分しか使わないんですよ。まあ、もったいないから当然その後も使うつもりなんだけども。多分、次もこれ買うんじゃないかなと今は思ってます。

【きだて】それは紙面がいいの? サイズ感は良いっていう話が今出たじゃない。

【他故】まず、サイズ感がすごくいいのと、書き心地も割とサラサラしててすごく気持ちがいいんですよ。ただ、割とインクが抜けちゃうのね。万年筆って書いたりすると抜けちゃうので、それはすごくペンを選ぶ。最初のうちはかなり抜けちゃったので、いろんなペンを選んで使ってたっていう形跡もあったりで。普段は何も考えないと、だいたい万年筆で書くんだけども、万年筆を使わないとなったときに「何を使おう」っていう選択肢っていうのが、あえて自分の中に増えたのも面白いなと思っていて。

【きだて】ふむ。

【他故】家に帰って万年筆でゆっくりと日記を書くみたいなのもカッコいいと思うんだけども、万年筆は日常を使ってるので、「じゃあ使ってあげられていないペンをここで使おう」みたいなのが改めて習慣になったのが良かったなと思ってるんですよ。まあ「フローチューン」は抜けるけどね(笑)。

【きだて】万年筆で抜けるんだったら、「フローチューン」も抜けるだろうよ(笑)。

――じゃあ、万年筆じゃなくて、ボールペンを使ってるって事ですか?

【他故】そうですね。ゲルのボールペンか、あとはコクヨの「WP」のフェルトのやつ。あとは最近、古い万年筆でちょっとインクフローが悪いというか渋いやつが出てきたので、これは抜けないので、こういう普段使ってなかった中から出してきて試したりみたいなことはしてる。

【高畑】「WP」だと太いから、そんなに文字書けないよね。

【他故】そうそう、「WP」で書くと200文字は書けないね。150ぐらいじゃないかな。

【高畑】それでも150文字は書けるんだね。やっぱ他故さん文字が小っちゃいんだね。俺だと多分、その面積にそんなに入んないよ。

【きだて】気になってたのはさ、そのぼんやりした丸になってるドット罫はどうなの? 書きにくくない?

【他故】これは、人によって多分感覚が全然違うんだろうけど、書き始めるまではドット罫があるなと思ったけど、書くとほとんど見えなくなっちゃう。字の方が強いんだよね。「WP」みたいなのを使ってるとそうなんだけど、1行目を書くあたりはなんとなく水平を取るつもりでドットを見てるはずなんだけど、書いてるうちに全然それを無視して始めちゃって、最終的に埋まると色がついてるとは到底思えないみたいな。

【きだて】そんなに薄いんだ。

【他故】こうやって字が書いてあるページを見てもらうと分かるけど、別になさそうでしょ。

【高畑】ホームページ見ると結構濃く見えるけど、多分あれは分かるようにしてあるってことだよね。

【他故】だと思う。製品を見てもらえば、そこまですごい色がついてるわけではないのが分かるので、気軽に書ける。それで、後ろに書いてある言葉が結構強烈で、「疲れていても続けやすいフォーマート」って書いてあってね。「疲れていても」って相当な(笑)。

【高畑】罫線があると罫線の何行を埋めたかが分かっちゃうけど、そのぼんやりした感じで、真ん中に1行1言しか書かないみたいなことでも全然いいよみたいなフォーマットにして、より楽な感じにするみたいな。

【他故】多分そうだと思うんだよね。ど真ん中に一言書いて終わりにできるっていうのは、なかなか優れてるなと思うんですよ。

【高畑】「今日は寒かった」って一言書くだけで終わりっていうのも、まあなしではないっていうか、そういうことだね。

【他故】とにかく書いてあればいいっていう、そういうフォーマットって面白いなと思うんですよ。


【きだて】今はどこの日記ブランドも“書かせない”ことをメソッド化するのに苦心してる印象があるね。

【高畑】書かせないというか、「書けなくてもいい」かな。書いてはいけないようなフォーマットになってるものも中にはあるけど、他故さんが今持ってるやつは書けるときはいっぱい書いてくれてもいいよねっていう柔軟性があるじゃない。多分、他故さんが「ハイテックC」で書けば、多分千文字ぐらいは軽く書けるような広さではあるし。ふわっとサインペンで書いたら、「今日はとってもいいことがあった」って書いて、その内容を書かなくても終わっちゃうみたいなぐらいの感じで。まあ、書けないことを否定しないっていうのはあるね。

【きだて】上手いこと、気分にフィットさせられるんだろうね。

【他故】だと思うね。日付がないことによって、例えば「1日、2日書けませんでした」っていう人が、日付を飛ばして書いちゃてもいいわけだよね。自分で書くってことだから。そういうのが許されるっていうのも、またいいんじゃないかなと思うんだよね。

【高畑】何を書くとか決めてたりします? いつ書いてるんですか?

【他故】ヨシムラマリさんに感化されて絵日記も始めたんですよ。8月から始めたんだけど、これとこれがセットで、夜は10時半に寝ることにしてるんで、10時から10時半の30分でこれを書くというのが、今のところ自分の中ではルーティーンになってる。

【高畑】日課になってるんだ。

【他故】今日は先行してもう書きました。正直に言えば、こういうのがルーティンでできるって思ってなかったのね。そういう風なルーティンが身につかないと思ってたんだけども、これを書くことによって身についた。これも最初は会社に持っていって、始業前に書いてたんですよ。その時間ぐらいしか習慣にならないと思ったから。だけど、なんかそれも不自然で、やっぱり夜寝る前に書こうかなという風に思ったときに、ちょうど同時に絵日記の方も始めたので、じゃあセットにしようって言って今のかたちになって、それで4カ月やって定着しましたね。

【きだて】逆に、他故さんがそういうのをしてなかったという方が意外なくらいなんだけど。

【他故】それは買いかぶり過ぎでは(笑)。

【きだて】書けるんだったら何でもいい人じゃない。日記という絶好の書く機会を逃すタイプではないと思ってたんだよ。

【高畑】まあ、禁煙と一緒で何回でもみたいな話もなくはないけど。他故さんが50何年生きてきた中で、初めてそれが習慣化したんだとしたら、結構大きいよね。

【他故】だと思う。だって、できないと思い込んでたんだもの。「そんなことは俺にはできない」とずっと思ってた。

【高畑】いやいや(苦笑)。

【きだて】今までやったことはあったけど、挫折したの?

【他故】結局、日記をつけようと思って書いたことは一度もないのよ。学校で「日記をつけなさい」と言って書いた時期とか、そういう嫌な思い出だけが残っていて、自分のために日記をつけるっていう習慣はなかった。ただ、その日何があったかっていうのを日記とは関係なくノートとかに書くっていうのは、それこそまだモレスキンが「モールスキン」と呼ばれていた時代からやってるので、もう20何年もやってるわけですよ。だけど、それは日記とは思ってなかったわけ。単に、その時の切り取った自分のログでしかないと思ってたから。

【高畑】ログと日記って、そこの境はあやふやだから。

【他故】人によって違うんだと思うよ。

【高畑】それを、わざわざ日記という意識を持ってやり始めたのが最近っていうことなのかな?

【他故】そう。1日の締めくくりに日記っていう、皆さんが思ってる日記を初めてやりましたっていう、57の手習いの話ですけど(笑)。

【高畑】手習いというか、それまでの基礎体力はずいぶんあるから、全然初心者じゃないとは思うけど。

【きだて】それで、古賀さんに影響されて「書きたいってな」ってなった時に、ちょうどこれがフィットしたんだ。

【他故】そう。大きさがちょうど良くて、でこれが試せると思ったわけで。日記を書くっていうときの僕のイメージは、やっぱりキーボードを打つことじゃなかったんですよ。キーボードで打っちゃうと、エッセイになっちゃうから。原稿化しちゃうのよ。人に読ませる文章になっちゃうの、結果的に。

【高畑】他故さんキーボードも使い始めたの早いからな。昔からやってるから。

【他故】なので、そうじゃないって思った日記は手で書くしかなくって、手で書く日記に憧れていながら、ずっと怖がってやってなかったのが正直なところ。

【高畑】他故さんの中での分類の問題な気もちょっとしなくもないけど。

【他故】もちろん、他の人には多分「何それ?」ってことになると思うんだけど。

【きだて】実際、「何それ?」って思ってるんだけど(笑)。

【高畑】きだてさんの、ちょっと釈然としていない感じが。多分ね、他故さんの「今までできてなかったんだけど」っていうのと、僕やきだてさんが思う「続いていない日記」っていう話って、多分レベル感的にちょっと違う感じがする。

【きだて】違う次元の話だよ。

【高畑】本当にね、続かない。でも、みんなそうだと思うんだよ。他故さんなんかまだスムーズに始められた方だと思うよ。それで、書いて何か変わりました? 何か発見があったりとか?

【他故】多分一番大きいのは、結果的に1日を振り返るので、「翌日何をやろう」って思いながら寝るようになったってことかしらね。

【高畑】すごい。めちゃくちゃ理想的な素晴らしい感じだな。

【他故】だから、嫌なことはなるべく書かないようにしてるんですよ。

【きだて】それはよく言うよね。

【他故】あったこと、良かったこと。あるいは、そういうことと関係なく、発見したことみたいなことは書くんだけど、あれが嫌だったとか、あれが失敗したみたいな話は基本書かない。

【きだて】俺なんかは逆に、そういうのだけちょっとずつメモしてるんだけどね。

【高畑】ああ、前に聞いたね、何だっけ?

【きだて】「恨み手帳」。

【他故】ははは(笑)。

【きだて】でも、他故さんの精神性がさらに磨かれた感じがして腹立つな(笑)。

【他故】何でやねん(笑)。

【高畑】いやでも、ちょっとうらやましくもあり、何かいい感じだなぁ。

【きだて】だから、他故さんって、我々3 人の中で唯一の大人なわけですよね。

【高畑】俺ら50歳超えてるけどね(苦笑)。

【きだて】精神性で明らかに大人。成熟した大人なんだよ。俺や文具王は明らかなネオテニーなんですよ。だから、「ついに日記を始めまして」なんて言い出されると、もう俺らには手の施しようがないんだよ。「勝てねえ」ってなっちゃって。

【他故】ははは(笑)。

【高畑】でも、いいですね。

【きだて】日記って、憧れはあるんだよね。

【高畑】俺なんか、むしろ逆に、日付のある「ほぼ日手帳」みたいなやつを使ってたけど、やっぱり日にちが空いちゃうので、今はどっちかっていうとノートに戻った感じ。思いついた時にわーって書くっていうのはやってるけど、でもやっぱり毎日コツコツっていうのはなかなかできるようにならないね。小学校の夏休みの宿題の頃からそうだけどね。

【他故】俺も、あれは決して得意ではなかったので。

【きだて】そもそも、振り返るのが苦手なのよね。「今日1日何があったかな?」って振り返るのがもう面倒くさくてしょうがない。

【高畑】それも分かるな。

【きだて】自分の心に残った1日の出来事って、不愉快だったことだけなんだよ。恨みだけがネチネチ残るので、それを書き出しはするんだけど。

【高畑】逆にさ、朝書くノートとかあるじゃん。最近流行ってるやつ。昨日のことじゃなくて、今思ってることをどんどん書くみたいな。

【他故】記録ではなくなるんだね。

【きだて】それをね、1日のプランニングとしてやってはいるんだけど、思ったことではなくて、もうちょっと実用というか。

【他故】やるべきことみたいな。

【きだて】それに近いけど、もうちょっとふわっとした感じ。やっぱり、日記書いてるってだけで「すごい」っていう頭の悪い感想になっちゃうけど(苦笑)。

【他故】まあでもね、古賀メソッドを使えば、いいこととか悪いこととか関係なく、日記を書くということそのものはできるので、こういうところから入るのも面白いかもしれない。

【きだて】出来事の描写だもんね。

【他故】そういうこともあるかもしれないので、そういう時にはこういう小っちゃいやつが割といいですよっていう話かなと思っております。

*次回はきだてさんのベストバイ文具「フィールドパッド」です。

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プロフィール

高畑 正幸(たかばたけ まさゆき)
文具のとびら編集長。学生時代に「究極の文房具カタログ」を自費出版。「TVチャンピオン」(テレビ東京系列)の「文房具通選手権」では、3連覇を達成した。サンスター文具に入社し商品企画を担当。現在は同社とプロ契約を結び、個人活動も開始。弊社が運営する文房具のWebマガジン「文具のとびら」の編集長も務めている。著書は『究極の文房具カタログ―マストアイテム編―』(ロコモーションパブリッシング)、『究極の文房具ハック』(河出書房新社)、『そこまでやるか! 文具王高畑正幸の最強アイテム完全批評』(日経BP社)、『文具王 高畑正幸セレクション 一度は訪れたい文具店&イチ押し文具』(監修/玄光社)、『究極の文房具カタログ』(河出書房新社)、『文房具語辞典』(誠文堂新光社)と、翻訳を手がけた絵本『えんぴつとケシゴム』(KADOKAWA)。新著は『人生が確実に幸せになる文房具100』(主婦と生活社)。
https://bungu-o.com/

きだて たく
小学生の時に「学校に持っていっても怒られないおもちゃ」を求めて、遊べる文房具・珍妙なギミックの付いた文房具に行き当たる。以降、とにかく馬鹿馬鹿しいモノばかり探し続けているうちに集まった文房具を「色物文具=イロブン」と称してサイトで公開。世界一のイロブンコレクターとして文房具のダメさ加減をも愛する楽しみ方を布教している。著書に『イロブン 色物文具マニアックス』(ロコモーションパブリッシング)、『愛しの駄文具』(飛鳥新社)など。
色物文具専門サイト【イロブン】http://www.irobun.com/

他故 壁氏(たこ かべうじ)
小学生のころから文房具が好きで、それが高じて文具メーカーに就職。ただし発言は勤務先とは無関係で、個人の見解・感想である。好きなジャンルは書くものと書かれるもの、立つ文房具と薄いペンケース。30分間文房具のことしか語らないトーク番組・775ライブリーFM「他故となおみのブンボーグ大作戦!」パーソナリティ。たこなお文具情報室所属。
「他故となおみのブンボーグ大作戦!」番組ホームページ https://daisakusen.net/

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