【高齢母の終活】位牌を作りたい母と、形にこだわらない私。形があるものをどこまで遺す?

日本は形や儀式を大切にする国です。でも、最近はそこまでできないと考え、終わりにしたり片づけたりする人たちが増えてきました。ですが、終わりにするにしても、お墓に仏壇に位牌……。日本の宗教って、形あるものが多くて困ります!!

形にこだわらない義姉

先月(2024年11月)、父の3回忌をしました。亡くなってから、もう2年経ったんですね。1年早かったのですが、兄の23回忌も一緒に行いました。

父の3回忌が終わったので、いよいよ来年(2025年)、兄の墓じまいをします。

というのも、父が入っているT市の共同墓地は、親族の誰かがT市に住んでいることが条件。なので、兄を父と同じ共同墓地に埋葬しようと思ったら、母が生きている間に実行しないとダメなのです。

墓じまいをするので、義姉に自分のお墓はどうするのか聞いたら「わたしはどこかの共同墓地に入るつもりだから、一緒のお墓でなくてもいい」と言われました。

兄の位牌は、亡くなって以来ずっと義姉が持っていたのですが「将来老人ホームに入る時に、位牌を持っていくのかと思うと気が重たくなってきた」と言うので、23回忌をしたときから実家で祀るにしました。

義姉は、位牌やお墓という形にこだわりのない人です。一緒のお墓に入れなくても気持ちの問題だと思っているので、兄の位牌やお墓と離れていても大丈夫、と言いました。

(広告の後にも続きます)

位牌って作らなあかんの?

父と兄の位牌は、墓じまいのあと、菩提寺に預かってもらおうと思っています。

問題は、母の位牌。

母はまだ元気ですが将来のことを考えると、夫が長男で家の仏壇を守っている立場上、母の位牌は家に祀れません。なので、母の位牌も菩提寺に預かってもらうつもりです。

わたしは義姉と同じ考えで、形にこだわらない人。

最後はお寺に預かってもらうんだし、母の位牌は作らなくてもいいのでは? と思っていました。