大掃除で効率よくきれいにする7つのコツ&二度手間にしないためのやり方・順番を伝授!スムーズに片付けるため、スケジュールを立てておくのがおすすめです。忙しい大人女性は「3か所だけの1日で終わらせる時短大掃除」もアリ!詳しく解説します。
大掃除で効率よくきれいにする7つのコツ
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1年の汚れをきれいにする、大掃除。しっかりきれいにしたいとは思いつつ、手間を考えるとなかなか重い腰が上がらない人も多いのではないでしょうか。
そんなときは、これから紹介する7つのコツを押さえておくと、効率良く大掃除を進められますよ。
1:事前にスケジュールを立てておく
当日にいきなり「大掃除を始めよう!」と思うと、どこから手をつければいいか迷ったり、二度手間になったりしてしまいがちです。
また、人によって「部屋の広さや間取り」「汚れが目立つ部分」「特にきれいにしたい場所」などは異なります。掃除する場所の優先順位をつけるためにも、スケジュールを組んでおきましょう。
毎日コツコツ少しずつ進めたい人は、エリア分けして1週間ごとに場所を変えて掃除すると、計画的に掃除できます。
平日は忙しい人や週末にまとめて大掃除を進めたい人は、1日2〜3時間を使って、あらかじめ決めた1か所を掃除するようにするといいでしょう。
家族と一緒に大掃除を進める場合も、事前に相談しておくとスムーズです。
2:ゴミの収集日をチェックしておく
事前に必ずチェックしておきたいのが、ゴミの収集日です。大掃除で出るゴミには「不用品」と「掃除で出るゴミ」の2種類があります。
年末年始はゴミ収集スケジュールが普段と変わるため、ギリギリに大掃除をすると収集に間に合わず、大量のゴミが部屋にある状態で年越ししなければならなくなってしまうことに。
また、年末年始は自治体の粗大ゴミ回収も混み合います。粗大ゴミになるような大きなものを捨てる場合は、特に早めに計画しておくことが大切です。
3:使っていないものは思い切って処分or寄付
せっかく掃除をしても、たくさんの不用品がそのままでは大掃除のすっきり感がありません。
そこで、何年も使っていないものは思い切って処分するのがおすすめです。場所を取っている不用品を処分すると、どかしたり、ホコリを払ったりする手間がなくなり、掃除も楽になります。
「ただ捨ててしまうのはもったいない」という人は、寄付という形を選ぶと気持ちよく手放せるでしょう。
4:「上から下」「奥から手前」に掃除する
大掃除を二度手間にしないためには、「上から下」「奥から手前」の原則を守って掃除することが大切です。
例えば、掃除機をかけてから棚の上を掃除すると、床にホコリが落ちて二度手間になってしまいます。効率よく掃除することが、結果的に大掃除を早く終わらせることにつながります。
5:汚れの種類に適した洗剤・やり方で掃除する
大掃除で掃除することになる汚れの種類は主に4つあり、種類ごとに効果的な洗剤や掃除方法が異なります。汚れの種類に合った方法で掃除すると、スムーズに汚れを落とせます。
酸性汚れ(手垢、油汚れなど)……セスキ炭酸ソーダ、重曹、アルカリ電解水、アルカリ性洗剤 など
アルカリ性汚れ(水垢、尿石、石鹸カスなど)……クエン酸、酢、酸性洗剤 など
カビ汚れ・細菌汚れ(カビやぬめり)……塩素系漂白剤、除菌アルコール、除菌効果のある洗剤 など
固体汚れ(ホコリ、髪の毛、食品カス、糸くずなど)……掃除機、水拭き、乾拭き など
ただし、素材によっては洗剤が使えないものもあります。掃除の前に洗剤のパッケージに書かれた注意書きをチェックしてから使用しましょう。
6:完璧にやろうとしない
最初から完璧にやろうとするとハードルが高くなり、面倒に感じてしまいやすいです。
「最低限ここは掃除しよう」「これだけは片付けよう」など、優先度の高い部分から手をつけていくといいでしょう。
もしくは部屋全体を掃除したいのであれば、「10時まではキッチンを掃除して、それからはお風呂を掃除する」のように時間を決めます。そして、時間が来たら完璧ではなくても他の場所を掃除するようにすると、「大掃除が終わらなかった……」という事態を避けられます。
7:無理はしない!プロへ依頼も一つの方法
実は、年末の大掃除は事故が多くなるタイミングでもあります。
令和元年中に掃除中の事故により救急搬送された人は、東京都内だけでも836人にもなるそうです。その他の月は220〜360人程度であり、いかに12月に事故が多いかが分かります。(参照:東京消防庁「掃除中の事故に注意!」)
思わぬ怪我を避けるためにも、大掃除で無理はしないことが大切です。
出典:プロに学ぶ換気扇掃除!クリーニングビフォーアフター
自分で掃除するのが難しい「エアコン」や「換気扇」などの大掃除は、プロに相談するのもおすすめです。
特に換気扇の汚れは油汚れがこびりついて、なかなか自分では落とせません。プロに依頼すれば、自分では掃除が難しい十数年ものの溜まった汚れも、きれいに掃除できます。
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効率よくきれいに!基本の大掃除のやり方・順番
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大掃除で多いのが「どこから始めればいいの?」という疑問です。実は、大掃除には効率的にきれいにするための順番があります。以下の順番で行うのがおすすめです。
不用品の処分
高い場所のホコリ落とし
水回り(キッチン・お風呂・トイレ・洗面所)に洗剤をなじませておく
窓・網戸を拭く
水回りの掃除
リビングや各部屋の掃除
床の拭き掃除
玄関
ベランダ
ここからは、それぞれの項目について見ていきましょう。
1:不用品の処分
まずは、不用品の処分から始めます。不用品があると掃除の邪魔になるため、先に処分しておくと後でスムーズです。
時間に余裕があれば、家具や家電などは捨てずに売ってお小遣い稼ぎをしてもいいかもしれません。
2:高い場所のホコリ落とし
マスクをつけ、エアコンの上、カーテンレール、家具や電球、壁などのホコリを落とし、掃除機をかけます。
高いところの掃除をするときは、安定した足場を選んだり、長いはたきなどを使って無理はしないことが大切です。自分での掃除が難しい場合は、家族やプロにお願いしましょう。
3:水回り(キッチン・お風呂・トイレ・洗面所)に洗剤をなじませておく
キッチン・お風呂・トイレ・洗面所にそれぞれ洗剤やカビ取り専用洗剤などをスプレーしておきましょう。
水回りの汚れは、頑固なものが多いです。また、洗剤をなじませておけば強く擦らなくても簡単に汚れが落とせます。
4:窓・網戸を拭く
続いて、窓や網戸の拭き掃除です。窓や網戸用のワイパーを使うと楽に掃除できるのでおすすめです。
溝に詰まった汚れなどを掃除するときは、部屋の中にホコリが舞わないよう、窓を閉めて屋外側から掃除しましょう。
5:水回りの掃除
洗剤をなじませておいた水回り(キッチン・お風呂・トイレ・洗面所)を掃除します。
年末年始は来客が多くなるため、特にトイレはしっかりきれいにしておくといいでしょう。
6:床の拭き掃除
床の拭き掃除のときは、水拭きはNG。水拭きで往復する方法は、かえって汚れを増やすという実験データもあるといいます。
乾いた布で一方向に拭き上げる方法で掃除をすると、汚れの量を減らせます。しつこい汚れは、重曹水をスプレーして3分間置いた後で拭き取りましょう。
7:玄関
家の顔である玄関がきれいだと、お客様を招くときにも安心です。玄関タイルが汚れている場合は、材質に合わせた方法で掃除をするのがおすすめです。
片付け後には、玄関のインテリアを楽しむと素敵な空間にできますよ。
8:ベランダ
集合住宅の場合、ベランダ掃除の際は物件の規約を確認しておきましょう。物件によっては水を大量に流すのを禁止していることがあるためです。
規約では問題ない場合も、近隣トラブルを防ぐため水は大量に流さないように配慮しましょう。