デリケートゾーンの保湿用アイテムの選び方
今はデリケートゾーン専用のアイテムがいろいろとありますが、一つ気を付けていただきたいのは、成分のこと。粘膜である膣の経皮吸収率は腕の皮膚の42倍で、とても繊細です。しかしキャリーオーバーといって、ごく微量のため表記されない成分もあり注意が必要なことも。
また「セラム」と書かれていて一見「オイル」と思いますが、石油由来のシリコンやポリマーだったりするものがあります。すべりがよくなる半面、角質層や肌表面を溶かすので、肌にある水分を奪って乾燥しやすくなります。
クリームや乳液タイプもありますが、オイルがシンプルでいいと思います。例えばホホバオイルなど植物油のいいものを使ってください。そこにはビタミン類だとか油溶性のいい成分が入っているので、保湿できるのはもちろん1種類の植物油でもいろいろな恩恵を受けることができます。
オイルは腐らないのですが、どんなよいオイルも酸化してしまうので、2か月くらいで使い切るようにしましょう。それに、オイルならスッと伸びるからラクです。マッサージにも使えます。かなり乾燥が気になる状態なら洗浄用として使うことをおすすめします。入浴前に、外陰部に塗ってからシャワーで流すだけでOKです。
自分のデリケートゾーンに合うオイルを一つ持っているといいと思います。使い始めてすぐに、ムズムズ感が変わってくるはずです。
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保湿方法とマッサージ方法
保湿は、お風呂あがりにタオルでふいた後に塗りましょう。腟の中に入れず、外陰部に塗ってから、その周りと会陰(肛門と膣の入り口の間)を指でやさしくマッサージします。血行をよくして硬くなるのをほぐします。