30代で2人の子どもを出産しました。すると、第1子妊娠前は43kgだった体重が、1人産むごとに10kgずつ増加。35歳で第2子を出産した後には、なんとトータルで20kg増に。しかし出産から月日が流れても、体重は戻るどころかじわじわと増加するばかり。そして気付けばアラフィフに。「このまま好きな服も着られずに老いていくのかな。そんなのは悲しすぎる」。そんな私のダイエット奮闘記を紹介します。

太りすぎて試着しないと服が買えない…



独身のころから、がっしりとした二の腕が気になってはいました。でも、「学生のとき、テニス部で筋トレをしていたせいだから仕方ない」と自分なりに納得もしていました。ところが年齢を重ねるにつれて、筋肉で硬かった部分はプヨプヨに……。まさしく“振り袖”と呼ばれるにふさわしいたるんだ二の腕になってしまったのです。

その他に気になるのは、おなか周り。31歳で上の子を出産したときに独身時代のスカートが窮屈で入らなくなりました。太る前はデザインが気に入った服は大抵着られていたので、「この服かわいい!」と思ったら試着しなくても買えていました。

しかし体重が増え、体型が変化し続けるようになってからは、デザインが気に入っても体型のことを第一に考えて服を選ばなくてはならなくなりました。試着が必須となってしまったのです。どんなに忙しくて買い物に行く暇がなくても、すてきな服を見つけても、ネットで買えるのはゆったりデザインのワンピースのみ。悲しい現実……。

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ボディウエイトトレーニングに挑戦!

「これはいかん! 体を動かして痩せよう!」と思い立ったのが44歳のとき。そして、地域のトレーニングセンターが開催する「ボディウエイトトレーニング」という定期教室に参加してみることにしました。

ボディウエイトトレーニングは、自重だけで負荷をかけておこなう筋トレ。特別な器具を使わないので初心者でもできそうな印象でした。実際に教室に行ってみると、70歳以上の参加者も結構いました。どうやら比較的高齢者向けの教室らしく、ダイエットというよりは“健康寿命を延ばすこと”が目的のようでした。そのとき私は40代半ばでしたが、これからは健康も視野に入れていかなければいけないなと思い、とりあえず通ってみることにしました。

内容は、スクワットがメイン。ノーマルスクワット、ワイドスクワット(ノーマルスクワットより足幅を広めにとっておこなうスクワット)などをゆっくり10~12回ずつ。2~3種類の動きを1セットとして、2セットでトレーニング終了です。動きがよくわからなかったりきつかったりしても、インストラクターがコツを丁寧に教えてくれ、「無理しなくて大丈夫ですよ」とやさしく指導してくれるので安心でした。