意見がかみ合わなくなった弟とのその後

電話で話すとお互いに気持ちが見えず、余計な喧嘩になってしまいそうだと思い、会ったときに直接自分の気持ちを伝えてみることに。すると弟は、「お父さんには伝えたが、どうせ忘れている」「お義兄さん(私の夫)も親から車をもらっているから、一緒じゃないか」と言うのです。私は、なぜ自分が責められているのか納得できません。

「査定に出して、値段を出してからのほうが、後々トラブルになりにくいんじゃないか」「夫がもらったのは実の親からで、今回の話とはまったく状況が違う」と伝えても、最終的に「それならお前が処分しろよ」と突き放すような言い方をしてきました……。

弟に対して親の面倒を見てくれているという引け目もあり、「いいよ、でも近くにいないからすぐにはできない」と言って引き受けました。しかし、それもまた弟には気に障った様子で、「そうやって、近くにいないからできないって言うじゃん」とのこと。「結局、近くにいる人が介護しないといけなくて、遠くにいる人は見えないから文句だけ言って。よくある介護の問題だよ」と言うのです。

介護してくれているのは主に弟だから、口出しはしないようにしようと心がけていたつもりでした。しかし、きっとかなり負担をかけていたのでしょう。車に関しては納得できない部分もありますが、介護全般でいえば、遠くにいる私には見えていない部分が多かったと思います。

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まとめ

今回の問題は、車はきっかけに過ぎず、根本的には親の介護について私たちきょうだいで共有できていなかった点です。介護問題で、きょうだい仲が崩れることになるとは思いもしませんでしたが、今後も介護は続いていきます。これ以上弟との仲を悪くしないため、私としては、遠くてもできるサポートをしていかなければいけないと思いました。ケアマネとのやりとりや書類手続きなどは、遠く離れていてもできることで、弟もその提案に納得。

また、「自分の両親のことは家族だけで解決しなくては」と思っていましたが、弟と直接話さなければならない場面では喧嘩にならないように夫に同席をお願いしています。弟と適度な距離感を保ちつつ、周りの協力を得ながら介護をしようと思い直した出来事です。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年12月)

著者/島野 雪乃
40代女性・主婦。アクティブな夫と4人の子どもと6人家族。最近はキャンプやプール、スキーなど家族で楽しむのが大好き。