マルチアーティスト・こっちのけんとさんが2025年1月1日、自身のXを更新。今後の活動について「当分休みます」と発表した。

「また頑張れそうな時が来るまで鬱期を楽しんでまいります」

大みそか恒例の大型音楽番組「第75回NHK紅白歌合戦」(NHK総合など)に出演した、こっちのけんとさん。話題のギリギリダンスを披露し、「白組」トップバッターとして盛り上げた。

番組終了後、日付が変わってから、活動をセーブするとXで発表した。以前から公表していた「双極性障害(躁うつ病)」の「うつ期」に対応するためだと説明している。

こっちのけんとさんは、「同じ思いを持つ人、同じ病を持つ人、可能な限り背負わせていただき、人生をかけて1年間歌わせていただきました。本当にありがとうございました」と書き出し、次のようにつづった。

「若干躁期でした。今後は跳ね返りと戦うために当分休みます。どれだけ人生が変わっても『死にたいな』と考えてしまうので、やっぱり病気なんだなと思います。僕が頑張れた理由を考えると僕を支えてくださった皆様のおかげだったなと確信しております。本当にありがとうございました」

「僕にしてくださったように世界中で悩んでいる人たちに、その優しさを向けていただければ幸いです」と呼びかけ、「悩みは解決するのが1番ですが、持ち続ける事で人生を彩ることも出来ます」とのメッセージを伝えた。

「それが証明できた事だけでも僕の人生は最高です。お力添えいただきありがとうございました。また頑張れそうな時が来るまで鬱期を楽しんでまいります。死なないように生きておきます。いってきます!」

続く投稿では、「活動休止」ではなく「活動セーブの気持ち」だと補足。「音楽はしてないと壊れちゃうので引き続き作り続けます。それはそれは楽しみにしていてください」と締めくくっている。

SNSでは、「けんとくんのペースでいいよ」「こうやって言ってくれるのやさしい」「こちけん大好きだからゆっくり頑張ってね」「沢山の人に元気を与えた分だけ、沢山の元気や幸運が集まりますように」「ゆっくり自分のペースで!」などの声が寄せられている。