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●関西在住ライターが2024年に京都で取材した名店の中から本当に美味しかった店をまとめました。
独特のグルメ文化が浸透し、旅をする人をも魅了する京都。京都へ行った際、どこでご飯を食べようか、とても迷いますよね。
そこで、関西在住のフードライターが2024年中に取材した店の中から、印象に残る美味な店をピックアップ。老舗揃いの京都からどの店が選ばれたのか、ぜひお出かけの参考にしてみてください。
地元の人に愛されるだし巻き専門店『柴半』
京都・二条城の近く、堀川丸太町の交差点から少し西へ進むと現れるのがだし巻き専門店『柴半』。昔ながらの外観で、地域密着の温かい雰囲気が漂います。店内に入るとすぐに商品カウンターがあり、ずらりと並ぶ立派なだし巻き玉子が目を引きます。地元の人が普段使いに訪れるだけでなく、観光客も多く立ち寄る人気店です。
『柴半』の名物は、なんといっても「だし巻き玉子」。ダシの風味が染み込んだしっとりとしただし巻きが、一本丸ごと販売されています。単品は450円に対して、白米やエビフライなどのおかずもついたお弁当は、150円追加するだけでOK。このご時世、なんと太っ腹なのでしょうか。地元の人に愛され、人気があるのも納得です。
●SHOP INFO
店名：柴半
住：京都府京都市上京区日暮通丸太町上る西入西院町746－49
営：10：00～19：00（弁当は11：00～13：30）
休：日曜日
電：075-822-5562
満足度MAXの人気土鍋カレー『CLAY POT CURRY OHMIYA』
京都の新京極商店街に店を構える『CLAY POT CURRY OHMIYA』は、京漬物の老舗がプロデュースしたユニークなカレー店。ガラス張りで明るい店内は、商店街を一望できる開放的な雰囲気が魅力です。観光客はもちろん、地元民のリピーターも多く訪れる人気店です。
こちらでぜひ注文したいのは、「牛バラ肉のデミグラス煮込みカレー」。20種類以上のスパイスを使用した欧風カレーは、ブイヨンをベースにじっくり煮込まれており、コクとスパイス、辛さのバランスが絶妙なのです。土鍋で提供されるため、最後までアツアツ！ 主役の牛バラ肉が迫力満点で、その柔らかさも絶品です。
●SHOP INFO
店名：CLAY POT CURRY OHMIYA
住：京都府京都市中京区新京極通り六角下ル桜之町438-1 辨天堂ビル2F
営業時間：11：30～15：00、17：30〜20：30（土日11：30〜15：30、17：30〜20：30）
定休日：不定休
電話番号：050-5600-8056
花街生まれの洋食の名店『グリル富久屋』
東山区宮川町に位置する『グリル富久屋』は、創業明治40年の老舗洋食店です。店構えのレンガ造りに歴史を垣間見ることができ、地元民はもちろんのこと、花街に訪れる芸妓さんや舞妓さんたちからも長年愛されてきた名店です。
名物は、「フクヤライス」という独特なオムライス。芸妓のリクエストをきっかけに生まれたというこの一皿は、半熟卵の上にトマトやハム、マッシュルームなど色とりどりの具材がトッピングされています。ケチャップやソースを使わないので、素材そのものの味わいを楽しめるのが特徴。ふんわりとした卵とケチャップライス、トマトの酸味がなんとも上品で、懐かしさもある、ここでしか味わえない一皿です。
●SHOP INFO
店名：グリル富久屋
住：京都府京都市東山区宮川筋5－341
営：12：00～21：00（L.O.20：30）
休：木曜・第3水曜
電：075-561-2980
祇園にある天丼の名店『天周』の看板「アナゴ天丼」
祇園四条通沿いに店を構える『天周』は、高級感あふれる和風の外観が目印。ランチタイムには天丼をリーズナブルに楽しめるため、いつも賑わっています。
看板メニューの「穴子天丼」は、大ぶりな穴子天が4本も乗った贅沢な一品。衣は軽くサクサクで、穴子のふっくらした食感と香ばしさが際立ちます。タレは甘さ控えめで、素材の味を引き立てる絶妙な仕上がり。カウンター席は、目の前で天ぷらを揚げる職人技を見ながら食事ができておすすめです。
●SHOP INFO
店名：天周
住：京都府京都市東山区祇園四条通縄手東入北側244
営：昼11：00～14：00（天丼のみ）、夜17：30～21：30（7000円コースのみ）
休：無休
電：075-541-5277
これぞ唯一無二グルメ！ 町中華『中華処 楊』の「中華風カツ丼」
阪急大宮駅からすぐの場所にある『中華処 楊（ヤン）』は、地元客に親しまれている町中華。店の外観はレトロな雰囲気が漂い、中華料理屋ならではの活気ある空気感も味わい深い店です。
このお店でしか味わいないのが、「中華風カツ丼」。丼の上にたっぷりの中華餡がかけられたユニークさ。まるで天津飯のようなとろみのある餡で、甘みを抑えた和風の丼ダシの中に中華風味がほんのり香ります。トンカツのサクッ感と、餡のトロトロ具合が、なんとも絶妙。花椒や唐辛子を加えれば、四川風のスパイシーな味わいに変化します。最後までサプライズを秘めた最高の一杯です。
●SHOP INFO
店名：中華処 楊
住：京都府京都市下京区柏屋町14
営：11：00～20：00
休：水曜日
電：075-211-1333
