アボカドの生育サイクル
秋遅くから初冬に花芽が分化し、冬に花芽を形成していきます。4月に温度が上がっていくにつれて花芽が成長し、5~6月に開花します。開花期頃から7月くらいまで新しい枝が伸びてきますが、新しい枝の成長が盛んな場合、結実した果実が落果しやすくなります。8~9月に果実がよく肥大しますが、乾燥させるとうまく肥大しません。収穫期は11月から1月です。
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アボカドの受粉と品種
Michaela Warthen/Shutterstock.com
アボカドは、同じ花でも午前と午後の活動で性別が変わり、2回開花します。アボカドの品種は開花習性によって、A・B2つのグループに分けられています。
【Aタイプ】
午前が雌で、午後が雄の活動をするタイプ
メキシコーラ、メキシコーラグランデ、スチュワート、ウィンターメキシカン、ハス(寒さに強くない)
【Bタイプ】
午前が雄で、午後が雌の活動をするタイプ
ベーコン、フェルテ、ズタノ
受粉させるには、AとBの2つの異なるタイプの品種を2株用意する必要があります。
寒さに強い品種を選ぶと暖地では路地栽培でき、鉢植えでも越冬が容易になります。上記のハス以外の品種は、寒さに強くマイナス4℃~マイナス6℃程度までの低温に耐えます。