アボカドの開花・結実までの期間
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接ぎ木苗は高さが1m以内と大きくない株でも、購入してすぐに開花しやすいです。接ぎ木苗を購入して育てれば、最も早く確実に実がなります。
一方、種子から育てた実生苗は、開花させるのがまず第一の問題です。実生苗は、ある程度広いスペースで大きく育てないと開花しにくいです。温室等で加温すれば、実生からでも5~6年で結実させることは可能です。ただし親株とは形質が異なる果実になります。
関東地方南部や都心部など条件のよい場所では屋外で越冬しますが、開花まで10年以上かかることが多いでしょう。さらに結実させるには、受粉樹も必要です。
大きな木になり多くの花を咲かせるようになると、1本でも結実するようになります。1本の木の中でも開花習性に時差などが生じるので、花が多く咲くと結実する可能性が高くなります。
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アボカドの鉢植え栽培
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最小限の栽培で少しの果実を収穫したい場合は、接ぎ木苗を2本用意して最終的に10号鉢程度の大きさで栽培してください。
多く収穫したい場合は、直径50cm、60ℓくらいの容量の鉢を使い、広いスペースが必要です。実生で果実を収穫したい場合も、同様の大きさの鉢を使って大きく育てます。水やりの労力が多くかかるので、自動灌水装置の設置をおすすめします。