最終的に
「お前、どうせ実家にいるんだろ? 早く戻れ、こっちは外食ばっかりで食費がかさんでいるんだよ! お前がやればタダで済むだろ、専業主婦なんて飯炊きとかしか能がないんだからさぁ」
着信番号で私だと思った夫は、救いようのない態度で暴言を吐きました。そこで私は義姉に合図。
「大切な主要顧客層の専業主婦の方々を見下すあなたのような人の会社とは、取引できません」
私は、彼女が義姉になる人で、A社の社長令嬢だということを説明。そして、家に離婚届を送付したことも告げました。彼は大慌てで何やら叫んでいましたが、もう決めたこと。私は黙って電話を切ったのです。
間もなくして、私と夫との離婚が成立。数カ月後には、彼の会社が倒産し多額の借金を抱えることになったのだとか。義理の息子は非行に走るようにまでなったので、祖父母のもとで厳しくしつけ直しされているようです。
一方の私はというと……。実家で暮らしながらA社で働くことになりました。結婚式も間近。社員として義妹として、背中を押してもらった友人として、彼女のために披露宴で泣けるスピーチをしようとひそかに計画しています。
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専業主婦を見下す夫と、その影響を受けまくりの義理の息子。これは一緒には暮らせないと思っても当然ですよね。離婚を決めるのは大変なことかもしれませんが、背中を押してくれた存在がいてよかったです。新たな人生を謳歌できるといいですね。
著者/ウーマンカレンダー編集室/スカッと
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