神戸とともに未来へつなぐ令和の珈琲文化
たった3席から始まった「にしむら珈琲店」。戦後の神戸を活気付け、珈琲文化を神戸にもたらし、さらに震災を乗り越えたという長い歴史があります。
最初はケーキやパンは外注でしたが、「本格的なオリジナル商品を提供したい」という想いから、自社パティスリー「セセシオン」とベーカリー「ブロートバール」を立ち上げたそう。熟練の職人たちが手掛けるスイーツやパンはどれも高品質。かつ心のこもった味わいを楽しむことができます。そのこだわりは、「美味しいものを通じて人々を幸せにしたい」という信念に基づいているように感じました。
本店から歩いて5分ほどの場所にある「北野坂にしむら珈琲店」も人気です
阪神・淡路大震災から30年目を迎える2025年。「にしむら珈琲店」が歩んできた歴史は、ただの企業の物語ではなく、神戸の人々がつないできた希望の象徴でもあります。震災後、地域のコミュニティが再び「日常」を取り戻すための居場所として機能し続けたこの喫茶店の存在が、どれだけの人々の支えになったことでしょう。
神戸を訪れた際には、ぜひ「にしむら珈琲店」で一杯の珈琲を楽しみながら、77年の歴史を感じてみてください。
About Shop
にしむら珈琲店 中山手本店
神戸市中央区中山手通1丁目26-3
営業時間:8:30〜23:00
定休日:毎月最終月曜日(一部例外有)
Instagram:@kobe_nishimura_coffee
あかざしょうこ
ウフ。編集スタッフ
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関西方面のスイーツ担当。1984年生まれ、大阪育ちのコピーライター。二児の母。焼き菓子全般が好き。特に粉糖を使ったお菓子が好きです。