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liz west
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1年で8歳分老化が進む稀な病気を患っていた、19歳のビーンドリ・ブーイセン(Beandri Booysen)さん。
2024年12月18日、Facebookで彼女が死去したことを母親が報告しています。
早老症を患っていた女性が死亡
ビーンドリさんは幼い頃に、早老症の中でも特に症状が重い「ハッチンソン・ギルフォード・プロジェリア症候群」を発症し、19歳の生涯を閉じるまでこの病気と勇敢に闘ってきました。
「難病情報センター」によると、この病気は1年ごとに体が8歳分の年を取り、10代にして動脈硬化による脳や心臓への重篤な血管障害を生じる疾患とのこと。
日本国内では10例、世界では350~400人の患者がいると言われています。
彼女が亡くなる時には体がすでに152歳分の年齢を重ねていたことになります。
アメリカのニュースメディア『New York Post』によると、ビーンドリさんは亡くなる数ヶ月前に、体重がわずか11.8kgしかない中で心臓の手術を受け、今年のクリスマスを両親と一緒に過ごすことを楽しみにしていたそうです。
医師からは14歳までしか生きられないと言われていたビーンドリさんでしたが、彼女は自分の運命を真っ向から受け止め、普通の子供と同じようにできる限り学校にも通い、前向きに人生を乗り越えてきました。
そんなビーンドリさんは生前、自分のありのままの姿をSNSに投稿することで、他の人たちが毎日前向きでいられるように影響を与えたいと考えていたようです。
今、ビーンドリさんのSNSには「天使よ安らかに眠ってください」「あなたとあなたの家族を愛しているわ」といった追悼の声が多数寄せられています。