トクサの名前の由来や花言葉


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トクサは漢字では砥草や木賊と書きます。トクサの名前の由来は、砥石になる草であるため「砥ぐ草」からトクサと呼ばれるようになったといわれています。歯磨草(はみがきぐさ)という別名もあります。トクサの花言葉は「率直」「非凡」です。

トクサは天然のやすり


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トクサの茎の表面にはケイ酸が多く含まれており、ザラザラとして固くなっています。これを利用して、昔の日本ではツゲの櫛などの木工品を磨くための“やすり”としても利用されていました。やすりにするためにはそのままではなく、皮をむいて煮込み、乾燥させたものを板に張り付けて使います。

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トクサの代表的な種類


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トクサにはいろいろな種類があります。日本には9種類が自生していますが、ここではトクサ以外の種類をいくつかご紹介します。

オオトクサ


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オオトクサは成長すると草丈が1.5~2mにもなる大型のトクサで、一本の茎がまっすぐ伸びるのが特徴です。節は黒く、茎も太いためインパクトのある草姿が人気の品種です。

ヒメトクサ


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ヒメトクサは草丈が10~20cmと小型のトクサで、茎の中に空洞がなく、細い茎が枝分かれするのが特徴です。

ミズトクサ


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ミズトクサは草丈が20~80cmほど、太さは1.5mmほどのトクサです。上の2種よりも節の色が薄く柔らかい印象が特徴。通常のトクサと違い、水底に根を張って葉や茎を伸ばして一部を水面上に出す抽水植物なので、株元をしっかり水に浸けて育てます。