切妻屋根のデメリット
一方、切妻屋根のデメリットには次のようなものがあります。
・妻側の外壁が劣化しやすい
・個性を出しにくい
・特定の面だけに紫外線・風雨が当たる
詳しく見てみましょう。
妻側の外壁が劣化しやすい
切妻屋根の妻側の外壁は屋根で守られておらず、風雨にさらされる頻度が高いため劣化しやすくなります。そのため、妻側の外壁から雨漏りすることもあります。
個性を出しにくい
切妻屋根はシンプルなデザインのため飽きがこないというメリットはありますが、個性を出しにくいことがデメリットです。
特定の面だけに紫外線・風雨が当たる
切妻屋根の場合、片面にだけ紫外線・風雨が当たり、劣化が早まることがあります。また、日光の当たりが悪い側は結露しやすいのもデメリットです。
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おしゃれな切妻屋根の家にする5つのポイント
おしゃれな切妻屋根の家を建てるためには、次のようなポイントをおさえましょう。
・切妻屋根の勾配を決める
・屋根の軒の出方を決める
・窓の配置を考える
・妻と桁のどちらを見せるか選ぶ
・アクセントをつける
おしゃれな切妻屋根の勾配を決める
切妻屋根の勾配によって家のイメージが変わります。
・勾配が緩い場合は柔らかくモダンな印象に
・勾配を少しだけきつめにすると屋根が強調される
・プロバンス風・南欧風の家と相性がよい
・さらに勾配を強くするとインパクトが強くなる
間口の狭い家の場合には縦の長さを強調してバランスをとるとよいでしょう。
屋根の軒の出方を決める
妻側の屋根に軒を出すと落ちついた雰囲気で、軒を短くするとモダンな印象になります。また機能の面でも、軒を出したほうが妻側の外壁に雨が当たりにくくなり劣化を防げ、軒の下を縁側として使えるのもメリットです。
窓の配置を考える
切妻の家をおしゃれにするために窓の配置を工夫しましょう。窓をできるだけ省いてシンプルな壁面にする方法があるほか、窓を増やす場合はランダムに配置するとおしゃれです。間口の広い切妻屋根の家に大きな窓や開口部を配置するのもよい方法です。
妻と桁のどちらを見せるか選ぶ
土地の形や方角によって家の向きは変わりますが、切妻屋根の妻と桁のどちらを正面に見せるかによってイメージも変わります。妻を見せると三角屋根が見えてナチュラルでかわいらしいイメージになりますが、桁を見せると屋根面が見えて奥行きが出るので落ち着いたイメージになるのが特徴です。
アクセントをつける
切妻屋根はデザインがシンプルになりすぎることがあるため、アクセントをつけて変化を持たせるとよいでしょう。部分的にアクセントカラーを入れたり、玄関ポーチをつけたりする方法があります。