元旦の早朝、東の方の空が少しずつ明るくなって、茜色を帯びてくる空のことを「初茜」といいます。
初茜の後、その年に初めて太陽が昇る初日の出とともに年神様はやってくると考えられていたため、この「初茜」も縁起のよい言葉とされています。
今年はひとつ、赤いものを取り入れて、より雅な年明けに。もし朝寝坊して初日の出が見られなくても、可愛さに惹かれたニコニコ顔の年神様がいらっしゃるかも。
お正月の植物もモダンにおめかし
ゆるやかなカーブは、植物の茎の形から着想を得てデザイン。
ベルギーの職人が吹きガラスの製法で1点ずつ制作しています。
花器 Grass S[高さ16cm] ¥5,610/ヘンリーディーン(シボネ)
ゆらゆら揺れる山中漆器のカップ
石川県加賀市の山中漆器のカップは、欅の木の重さで起き上がる構造で、ゆらゆらと揺れます。香りを楽しみたいお酒にぴったり。
SUWARIシルキーピンクあかね[直径8.2×高さ7.5cm] ¥7,150/浅田漆器工芸
日常使いにもグッドな小ぶりな重箱
磁器で作られたこの重箱は、食器としても保存容器としても使える、日常使いの品。
江戸時代から行われている絵付の技法・印判もオツ。
重箱 赤絵/門松皮菱 身[縦13×横13×高さ5.3cm]各¥6,600、蓋[縦13×横13×高さ0.5cm]¥3,300/ともにタイム アンド スタイル(タイム アンド スタイル アトモスフィア)
幸せを招く焼きものの招き猫
1000年以上の歴史を持つ瀬戸焼の産地にある窯元の中外陶園が作った招き猫。
左手を上げているこちらは商売繁盛や良縁に。
SETOMANEKI(赤・小)[高さ10cm] ¥3,850/中川政七商店
ゆらぐような赤が美しい柔らかい曲線の花小皿
独特な赤色のグラデーションで、ひとつとして同じ模様がない山﨑美和さんの器。
包み込むような柔らかい曲線で、明るい食卓へ。
山﨑 美和 赤の花小皿 小[直径12cm]¥4,400/ワイス・ワイス トゥールス オンラインショップ
SHOLIST
シボネ 03-6712-5301
浅田漆器工芸 https://asada-shikki.com/contact
タイム アンド スタイル アトモスフィア 03-5464-3205
中川政七商店 https://nakagawa-masashichi.jp
ワイス・ワイス トゥールス オンラインショップ https://www.wisewisetools.com
撮影/古家佑実[SORANE] スタイリング/岩佐知布由
大人のおしゃれ手帖2025年1月号より抜粋
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