春蘭(しゅんらん)は日本を代表する人気の野生ランの一つです。洋ランとしても人気のシンビジウムの仲間ですが、独特の清楚なたたずまいが魅力で、日本だけでなく中国、韓国などでも人気のランです。また現在はそれらを東洋ランというカテゴリーでまとめ、世界から注目を集めています。この記事では、春蘭の特徴と育て方について解説します。

春蘭の基本情報


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植物名:シュンラン
学名:Cymbidium goeringii
英名:Riverstream orchid
和名:春蘭
その他の名前:ジジババ、ホクロ、ゲンコツバサミ(拳骨挟み)、テングバナ(天狗花)など
科名:ラン科
属名:シュンラン属(シンビジウム属)
原産地:北海道~九州、中国
形態:常緑多年草

春蘭はラン科シュンラン属の多年草。学名をシンビジウム・ゴエリンギー(Cymbidium goeringii)といいます。洋ランとして親しまれているシンビジウムの仲間で、東洋ランと呼ばれ古くから愛されています。

英語圏ではリバーストリームオーキッド(Riverstream orchid=谷間のラン)と呼ばれる通り、山あいでひっそりと咲くランです。

日本と中国が原産地で、3〜5月に開花期を迎えます。

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春蘭の花や葉の特徴


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園芸分類:山野草、ラン
開花時期:3月下旬~4月
草丈:10~30cm
耐寒性:普通
耐暑性:普通
花色:緑、黄、朱金、褐色

春蘭は北海道から九州の山地に広く分布しています。里山の雑木林など、広葉樹の林床に自生していることが多く、春の雪解けと共につぼみを膨らませます。野趣のある素朴で可憐な花と、甘く爽やかな香りがあり、山菜として食したり、塩漬けにしてお茶にするなど、昔から人々の暮らしの中にある植物でした。ジジババ、ホクロなどの地域名もあります。

花の色が違ったり、葉に斑が入っているなど通常とは異なる個体は珍重され、増やされてきました。現在でも古典園芸植物として人気があり、春になると多くの場所で品評会が開催されています。