何か始めたいけれど、お金も時間もない……。そんな人におすすめなのが、話題の「朝活」です。いつもよりちょっと早起きするだけで、心に余裕ができて前向きな気分に! 読書やウォーキングなど、何をするかは自分次第。おすすめや継続のコツを紹介します。
最近よく聞く「朝活」とは?
最近耳にする機会が多くなってきた「朝活」。朝活とは、いつもより少し早起きをし、朝の時間で自分のやりたい活動に取り組むことを指します。
朝活は、ただ早く起きて活動時間を前倒しするものではなく「朝に活動すること」に意味があります。
読書や趣味、運動や資格の勉強などをやろうとしても夜は疲れて眠ってしまいがち。しっかり眠って疲れが取れている朝は、集中して物事に取り組むことができる時間帯です。
ついつい夜ふかししてしまう人は、夜ふかしの分早く寝るようにして、朝活をするのがおすすめです。
(広告の後にも続きます)
朝活をする効果・メリット
朝活にはたくさんのうれしい効果やメリットがあります。ここからは、その効果について解説します。
心に余裕が生まれる
慌ただしく過ごしていると、いつも何かに追われているような気がしたり、憂鬱な気分になったり、心に余裕がなくなってしまいがちです。
朝早く起きると、早起きした分だけ時間に余裕ができます。時間に余裕ができると心にゆとりが生まれ、落ち着いて1日をスタートできます。
精神的に安定して、前向きな気持ちになる
朝早く起きて日光の光を浴びると、メンタルが安定したり、前向きな気持ちになるなどの効果が期待できます。
脳内で働く神経伝達物質に「セロトニン」というものがあります。セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、精神の安定や気分や感情に深く関わるものです。
日光浴の目安は、20~30分程度。ウォーキングや散歩として外に出て日光を浴びてもいいし、窓際で日の光を浴びながらの読書なども有効です。
セロトニンは、脳の覚醒を促すホルモンでもあります。朝しっかり日光を浴びてセロトニンが出ると、朝に目が覚めて夜に眠くなるという生体リズムが整っていきます。
更年期は女性ホルモン分泌量の急激な減少の影響などにより、不眠や眠りが浅いといった睡眠障害が起こりやすいため、しっかり朝に日光を浴びるようにするのがおすすめです。
生活リズムが整う
朝活によって、生活リズムが整うこともメリットです。
現代では、1日中スマートフォンやパソコンのブルーライトを浴び続けている人も少なくありませんが、ブルーライトは睡眠を誘導する神経伝達物質「メラトニン」の分泌を抑制してしまいます。
すると、夜なかなか寝付けなくなる、朝起きられなくなるなど、生活リズムの乱れにつながるのです。
朝活のために早く起きるようになると、その分夜早い時間に自然に眠くなります。寝付きが良くなることで夜型の生活から朝型の生活へと変わっていき、生活リズムが整う効果が期待できます。
生産性がアップする
朝は、脳が最も効率よく働く「ゴールデンタイム」だといわれています。特に、脳が1日のうちで最も冴えているのが朝目覚めてからの約3時間なので、この時間を自分のために使えば、生産性を高められます。
スキルアップや資格取得のための勉強、クリエイティブな仕事、副業をするのにぴったりの時間です。
自分の自由時間が作れる
忙しい人の場合、仕事や家事などが終わった夜の時間を自由時間としていることも多いようです。
しかし、夜の時間帯は日中に活動したことで疲れ果てているため、やりたかった趣味ができなかったり、やろうと思っても疲れて眠くなってしまいがちです。
朝早く起きれば、朝のゴールデンタイムを使って、仕事や家事に邪魔されない自分だけの自由な時間が確保できます。十分眠った後は頭もすっきりクリアになっているので、集中して趣味や勉強に取り組めるでしょう。