猫と一緒に過ごすことで気持ちがリセットできた
猫はみんなそうなのか、うちの猫がそうなのかはわかりませんが、うちのチョコちゃんはマイペースなんです。寝たいときに寝る。構ってほしいときに私の周りにまとわりついたり、甘えた声を出したりするので構っていると、気が済んだらプイッといなくなる。そんな自由気ままな姿を見ていると、うらやましいと同時に、自分の気持ちに忠実になってもいいのかなと思えたりしました。
このころは、将来の目標として社会福祉士の資格取得を目指していました。根を詰めてガツガツ勉強していたり、受からないんじゃないか、受かってもどうなるのかと気持ちに余裕がなかったり。そんな気持ちに余裕がないときに限って、膝の上に乗りたいと超絶甘えてくることもありました。
時間がないのに……と思いつつも、ついお呼びがかかると従わざるを得ない。そうしているうちにすっと落ち着いてきて、良い小休止や気持ちのリセットになっていることも。彼女のおかげで、1日のうちの何十分かはふっと肩の力が抜けるときがあり、肩凝りや腰痛も幾分軽減できたような気がします。
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まとめ
猫との暮らしは、私の更年期の始まりとややシンクロしています。心も体も微妙なお年ごろで、ネガティブな感情、思うように動かない体に四苦八苦することもしょっちゅう。そんなときにかわいい声で鳴き、文字通り猫かわいがりできる存在がいることは頼もしい限りだと思います。だって、わが子が小さいころを彷彿とさせるんですもの。これまた文字通り猫なで声で話しかけ、良い子だねと存在そのものを愛でる。愛情ホルモンといわれているオキシトシンがだだ漏れに違いない!
トラブルに遭い、自分自身を見失いがちな更年期にとって、絶対的に足りないもの、渇望してやまないものを猫との暮らしで享受できていると思っています。さて、子どもがお世話をちゃんとしているか、気になる方がいらっしゃるかもしれません。1日2回のえさやりの1回はしています。でも、トイレのお世話や病院へ連れて行く、爪を切るなどは案の定私の係。なので、お世話の程度は予想通りでした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
著者/杉田 リエ
50代女性。大学生と高校生の母。第二子出産を機にフリーライターに。46歳のとき社会福祉士の資格を取り、ケースワーカーとして社会復帰。現在の悩みは教育資金と心&体の健康。愛猫の姿に癒やされている。