女優の遠野なぎこさんが2025年1月9日にインスタグラムを更新し、外出先で体調不良により座り込んでしまったものの、周囲の人に無視されてしまったことを明かした。
「床にしゃがみ込んだんだ」
遠野さんは「時折、日本は終わりだと思う日もある…」と切り出し、出先で体調を崩してしまったことを説明。自身の体調について「大袈裟なことではないけれど、不意に立ちくらみや貧血だって起きうる」とした一方、「それでも家に閉じこもっている訳にはいかないから『エィヤッ』って出掛けられる日はスケジュールをたてて短い時間出掛ける」と外出せざるを得ないときもあるとのこと。普段は「休み休み。途中、ベンチに座れる時は座らせてもらう」と説明した。
しかし、問題となった先日は「ベンチが小さい時があって…若い子達が楽しそうにキャッキャ騒いでて」と自身が座れる状況ではなかったとのこと。そんな中、遠野さんは、「私、そのまま立ってたら気持ち悪くなって転んじゃうかもって…品がないけど床にしゃがみ込んだんだ」とその場に座り込んでしまったという。
そのときの状況について遠野さんは、「もうそれどころじゃなくて、周りの目とか関係なくて」とひどい体調不良に見舞われていたそうだが、そのベンチに座っていた若者は「気にする素振りなくキャッキャ」としており、「何なら、私の隣に『ダリ~』って若い男子の休憩所が新たに開かれ」と明かした。
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「外出出来ている人が皆んな健康とは限らない」
遠野さんは「いや、別にね。私はまた若い、言うても(原文ママ)」と、自身に対して声を掛けてくれなかったことよりも、「これがお年寄りだったりしても一緒の対応なのかなぁと思うと悲しくなっちゃって」と、高齢者にも同じ対応なのか疑問を抱いたそう。
遠野さんは、「私だったら、例え自分が具合が悪くても絶対に席も譲るしお声掛けもする。救急車を呼ぶか、まずは交番かな」といい、「私の友人達だって、きっと同じ行動を取るはず」と断言した。
また、「色んな事情で外出しなきゃいけない人は沢山いる。外出出来ている人が皆んな健康とは限らない」とやむを得ず外出している場合があるとし、「私自身心細かったし、本当は泣きたかった。伝わるかな、この気持ち…」と悲しそうにつづった。
最後には、「とにかく、私は弱っている人には絶対に力を貸すよ。約束する。決して身勝手には生きない」とつづり、ハッシュタグでは、「優しさで生きたい」「それが」「世界を救う」「優しさは」「連鎖する」と記していた。
この投稿に遠野さんの元には、
「自分は手を差し伸べられる人間でずっと在りたいと思います」「皆さんが同じ考えでは無い世の中だからそうあって欲しいと思いますね~」
という声が集まっていた。