順調な高度成長を遂げるタイは、今アジアでもっとも勢いのある国ともいわれています。昨年末、そんなタイに旅をしたときに訪れたホテルをリポート。いずれも、19のホテルブランドが世界の多彩なロケーションにあり、様々な旅のニーズに応えてくれるIHGホテルズ&リゾーツのラグジュアリー&ライフスタイルホテルでした。
バンコクのトレンドを牽引する『キンプトン マーライ バンコク』
タイの“今”を感じながら、暮らすように滞在する。そんな言葉が似つかわしいのが、『キンプトン マーライ バンコク』です。タイの人気アーティストによるエッジーな作品が飾られている開放的なロビーは、ラグジュアリーホテルとしては初となるドッグフレンドリー。実際、私が訪れた時も可愛いワンちゃんと一緒に、ペットフレンドリーなカフェ&バー「CRAFT」でコーヒーと軽い朝食を摂っている方たちがいました。そんな光景を眺めているだけでも幸せな気持ちになります。
サービス付きレジデンスを含む全362の客室がある開放的なロビー。友人を迎え入れるような雰囲気が心地いい
ゲストルームは機能的でモダンであり、東南アジア伝統のラタンバスケットが美しくアレンジされていたり、用意されているガウンが、タイのデザイナー Tube Galleryが国際的に有名なアーティスト Christian Develterとコラボレーションしたデザインなのもおしゃれ。バンコクのビル群を眺めながら、最上階にあるインフィニティプールでくつろぐのもおすすめです。
ホテル3階のインフィニティプールからは、シークレットガーデンが見渡せる。都会の喧騒を忘れ、プールサイドでゆっくりしたい
また「amaranth spa(アラマンス スパ)」では、芳しいカメリアなどの植物オイルや、タイを代表する高級スパブランド「HARNN(ハーン)」のプロダクトを使用したトリートメントを受けることができます。タイ古式マッサージの要素を取り入れたようなセラピストによるハンドタッチは、タイならではの質の高さ。疲れを忘れさせる至福のひとときに心身が満たされました。
一人一人の悩みやニーズに合わせ、内容をアレンジした質の高いトリートメントが受けられる「amaranth spa」(要予約)
タイの伝統的な小物をアレンジしつつ、モダンで清潔なトリートメントルーム。ぐっすり眠れてしまうほど秀逸な手技
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ユニークな思い出を作れる『シンドーン ミッドタウン ホイルバンコク ヴィニェット コレクションIHGホテル』
活気あふれるランスアン地区にある『シンドーン ミッドタウン ホテルバンコク ヴィニェット コレクションIHGホテル』は、交通アクセスもよく、ファミリーでの滞在にも適したフレンドリーな雰囲気のホテルです。「トップシェフタイランド2023」のトップ10に入ったシェフがいる「Bangkok’78」は、70年代のタイの黄金時代にインスピレーションを得たタイ料理レストラン。地元産の新鮮な食材を使ったタイの定番料理は、辛すぎず、日本人の口にも合うおいしさ。レトロテイストのタイル壁やカラフルなテーブルセッティングなどのインテリアにも注目が集まっています。
「Bangkok’78」のゴルフ シェフ。パッタイ、シュリンプロールなど、タイのローカルフードをよりおいしく食べやすくした味は日本人好み
70年代のタイ黄金時代からインスピレーションを得たインテリア。カジュアルで居心地のいい空間
ゲストルームのインテリアも壁やファブリックにカラフルな色を取り入れたモダンレトロなおしゃれさ。宿泊する子どもたちの思い出づくりためのサプライズ企画があるのもここならでは新しい試み。バンコクの街並みを望めるホライゾンプールやサウナルームもあり、31階のルーフトップレストラン&バー「ANJU」では、タイでも大流行中のK-POPとモダンコリアンメニューが楽しめるという斬新さ。バンコクのナイトライフを満喫するのもいいでしょう。
壁に飾られた現代アートが印象的なゲストルーム。壁やファブリックにもカラフルな色を使ったコンテンポラリーなデザイン