延べ床面積20坪はどんな間取りが快適?特徴や平屋/2階建てなどの間取り例を解説

【プラン別】20坪の間取り例3選

①平屋プラン

20坪の間取りプランとして、まず平屋プランが挙げられます。平屋プランでは、住宅の形状はできる限りシンプルなものがよいでしょう。そして間仕切りや廊下を減らすことで、広いリビングを確保することが可能になります。シンプルな形状はデッドスペースを減らすことにつながるため、寝室などの個室も複数作ることができます。

 

20坪の平屋間取り例

20坪の平屋間取りプランをご紹介します。先述した通り廊下を極力減らす、1LDKの間取りです。LDKと主寝室を大きなウォークインクローゼットでつなぐことで、廊下兼収納の空間にしている点がポイント。LDKと主寝室の間に空間が生まれるため、各居室の生活音が気になりません。

 

②2階建てプラン

次は2階建てのプランです。2階建てにすることで、リビングや水回りなどの設備空間と寝室スペースとを階層別に分ける方法です。これにより、それぞれ広さを確保することができます。階段はらせん階段を用いてリビングとの仕切りなく配置することで狭く感じにくく、デザイン性を高めることも可能です。

 

20坪の2階建て間取り例

キッチンを壁付けにしてリビングの空間を広く確保した20坪の2階建て間取り例。2階の各居室は6帖ずつで大きく確保しています。

 

③3階建てプラン

3階建てプランにすると、リビングや水回りなどの設備空間と寝室スペースだけでなく、自営業やリモートワークの方の仕事場空間を別にできます。また、限られた坪数の中で駐車場スペースの確保も可能になります。3階建ては費用もかかりますが、都心部の限られたスペース内に駐車場も確保したい場合などにおすすめできるプランです。

 

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20坪の住宅を建てる際の土地探しポイント2つ

用途地域や建ぺい率について確認する

20坪の住宅を建てるための土地を探す際にポイントが2つあります。

ひとつが、用途地域や建ぺい率についてしっかり確認することです。

土地にはその土地の用途を定めた「用途地域」があります。住居専用地域や工業地域、商業地域といったものです。用途地域によっては、そもそも住居が建てられない地域もあります。

そして、その用途地域に応じて「建ぺい率」が定められています。建ぺい率とは、その土地の敷地面積に対して建物が建てられる面積の割合です。

この2つの確認を怠ると、「20坪の建物が建てられない土地だった」といったケースが生じます。家を建てる際には必ず確認すべき項目です。

 

駐車場の配置も含めて考える

20坪の家を建てる土地を探す際には、駐車場の配置も考慮する必要があります。

そもそも駐車場が必要なのか、また必要な場合は平屋でも駐車スペースを確保できるかなど、駐車場の配置によってプランが固まってきます。

住居スペース・駐車スペースのいずれにも不満が生じないよう、配置は十分に検討しましょう。

 

まとめ:ポイントを押さえて、快適な20坪間取りの住宅を手に入れよう

20坪の住宅について、その間取り例や工夫するポイントをご紹介しました。

20坪と聞くと狭いように感じますが、さまざまな工夫を施すことで過ごしやすい快適な空間を作ることが可能です。

限られた坪数の中でも広さを感じることができる間取りを検討して、理想の住宅を手に入れましょう。