リノベーションして、自分好みの部屋に住みたい!という思いから、物件探しを始めた、50代夫婦の私たち。前回は、マンションに求める条件(管理費、修繕積立金が安いこと)を整理して、売り出し中の物件を検索するところまででした。23区内の現居の周辺、60㎡以上、角部屋希望、築年数は問わないという条件でしたが、果たして希望の住まいは見つかるのでしょうか……。

初めて内覧したのは、リノベーション中の物件

物件サイトを見始めて4カ月ほどして、初めてマンションの内覧に出かけました。家から徒歩数分のマンションが売り出されていたからです。検索サイトを通じて、内覧を申し込むと、すぐに不動産業者から連絡が。目星をつけていたほかの物件も含めて、以下の3軒を1日で回りました。

マンションA…最初に問い合わせたマンション。リノベーション工事中。76㎡、角部屋。駅近で、立地、広さ、部屋位置は理想的。
マンションB…リノベーション済みマンション。600戸を超す大規模マンション。82㎡。旧耐震だが、数年後に耐震補強工事を予定している。
マンションC…リノベーション工事中のマンション。65㎡。駅から遠いが、川沿いの静かな立地は好印象。

※トップ画像は、私たちが実際にリノベーションして住んでいるマンションの画像です。

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物件サイトに載っている中古マンションは
ほとんどリノベーションされている!


見学した、リノベーション済みマンションの一例。家具などが入っておしゃれに演出しているが、真ん中の梁が低い。

ここで、中古マンションを探すときの注意点を。物件を検索するととても多いのが、「リノベーション済み物件」です。これは、古いマンションを不動産業者が買い取って、一般的に好まれそうな内装、間取りにして販売しているもの。新築そっくりのきれいな内装なので、早くきれいな部屋に住みたい、という人にはおすすめです。でも、間取りや内装を自分たちで考えたい人は、リノベーション前の中古マンションを探す必要があります。リノベーション前の物件というのは、前の家主が引っ越したままで内装などに手を加えていない物件のこと。引っ越し済みで空き家の場合もあれば、居住中に売りに出している場合もあります。


物件情報で、必ずチェックしたいリフォーム履歴。直近でリフォーム完了となっているのはリフォーム済み物件。空欄になっている、または日付が古いものはリフォーム前の物件。

しかし、リノベーション前の物件というのは、とても数が少ない。あっても、まだ築浅で価格が高いものが多いのです。中古を買ってリノベーションしたい場合は、物件価格プラスリノベ費用(この時は1000万円で考えていました)でトータルの予算になります。リノベーション済みのマンションを購入して追加工事をすればいいのでは?とも考えました。でも、すでに工事費が価格にのっている物件を買って、さらに追加工事となると高くついてしまうので断念。