忘れちゃいけない、管理と修繕積立金の状況
最初に行った内覧で、リノベーション済み物件は見てもあまり意味がないとわかったので、次からはリノベーションされていない物件(特に新耐震基準のもの)を選びました。
室内の印象(梁が低すぎたりしないかなど)、窓からの景色(古い民家がぎゅうぎゅうに立っていたり、ガソリンスタンドの隣の物件は避けました)なども大切なのですが、それ以上に重視していたのが、やはり修繕積立金です。マンション全体で修繕積立金がいくらたまっているのか、過去の大規模修繕ではどんな工事をしたのかも、必ず不動産業者に確認しました。
築40年以上のマンションでも、適切に修理されていれば、そこまで外観からボロボロという風にはなりません。入ってみると敷地や共有スペースがゆったりしていて、建築当初にお金をかけたんだろうなとわかるマンションもあります。適切にメンテナンスされているかどうかは、マンションの寿命に直結するので、中古マンションを購入するときに、最重要チェックポイントかもしれません。
そんなわけで、2023年の春~夏にかけて、トータル10軒程のマンションの内覧に行きました。内装がくたびれているのはいいとして、60㎡台だととても狭く感じたり、いいなと思う物件は高かったりで、これだ!と思う物件には巡り合わず。2023年夏ごろから、さらに相場価格が上がってしまい、自分たちの予算で検索すると、出てくるのは心惹かれない物件ばかり……という状況になって、いったん物件探しは休止に。
(広告の後にも続きます)
前から気になっていたマンションの情報を発見
年が変わって2024年。息子が大学受験生となった冬。登録していたアプリから、おすすめ物件の情報が届きました。
実際に買うことになった物件の、広告に掲載されていた写真。日当たりのよさと開放感がひかれたポイント。このときは家具が入っていますが、内覧した時は何もありませんでした。
それは、我が家のすぐ近く、私がいつも散歩している川沿いに面した物件。建物は古いのですが、遊歩道から見ると堂々として見えます。ここが売りに出ないかなとひそかに思って眺めていたのです。
見れば、リノベーションしてない物件で、最上階角部屋。手が届きそうな価格(これまで内覧した物件の中でも安かった)。これはすぐにでも見に行くしかない!と、夫婦で乗り気になったのです。
次回は、ついにマンション購入、契約までについてお話しします。
※画像・文章の転載はご遠慮ください。