管理栄養士として食事や栄養について紹介している、アラフォーのババアさんのマンガ。
子宮筋腫が大きくなっていたことで、腹腔鏡下子宮全摘術を受けたババアさん。手術は無事成功し経過は順調、子宮筋腫の病理検査の結果も悪いものではなくホッとしました。手術後2週間が経過して、傷痕の痛みや違和感もほぼなくなり、排尿に少し時間がかかる程度となりました。
傷が小さく忘れがちに…
術後3週間たった健診での経過は順調で、筋腫の病理検査も問題がないこともわかりました。医師からは、今後はおりものもほとんど出なくなると聞き、今後の人生は経血とおりものとも無縁なのかと思うと、喜びを感じたババアさんでした。
摘出した子宮の画像を見せてもらうと、子宮筋腫の大きさに改めて驚がく。そしてあっという間に1カ月が過ぎ、生理のない日々を謳歌。子宮摘出術を受けてから2カ月が経過するころには……。
子宮全摘手術を受けてから2カ月が経過。
体調も問題なく、もはや子宮を取ったことすら忘れて生活していました。
そんなある日、会社で重い衣装ケースを動かした瞬間に、「痛い!」
ビキっと痛みが走りました!
それ以来、たまに傷痕がビキっと引きつるように痛むことが数回。
「もしかしてこれずっと続くの?」と思ったものの、数日で治まってくれました。
傷が小さいため忘れがちですが、やっぱり術後は無理厳禁!
ちなみに傷痕はかゆみもなく、もはやテープなしでも支障なく暮らせています。
もう私の体調は心配無用だと思ったころ、高齢の家族が子宮頸がん検査で要精密検査になり産婦人科に付き添うことに。「子宮頸がんではなかったですよ」とのことでしたが、検査を終えた高齢家族が「HPVは陽性だったしこれからもリスクがあると思うと怖い、あなたのように子宮を取れば安心ね」と。
それを聞いて複雑な気持ちになりました。たしかに私は子宮を取ってラクになったけど、高齢での手術はしんどいと思うし、毎年検査を受けるしかないのかなぁ。
ちなみにHPVのワクチンはまだ感染していない型の感染を予防できますし、45歳までの年齢層でも有効性が認められています。じゃあ、それ以上の年齢は?
46歳以上に対しては推奨されていないという現状なんですよね……。
高齢家族にとっては、この子宮頸がん検診に引っかかったのがショックだったようで、かなりふさぎ込んでしまいメンタルケアに追われ……、2023年は子宮に振り回されながら終わりました。
娘には必ずHPVワクチンを受けてもらいたい! と強く思っています。
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子宮全摘術を受け2カ月経過したババアさん。傷が小さく経過も順調でしたが、重いものを持つ際にピキッと痛みが走ったとか。その後に何度かあった痛みは数日で治まったようでよかったですね。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/沢岻美奈子先生(沢岻美奈子 女性医療クリニック院長)
乳がん検診を含め、女性特有の検診をワンストップでできる神戸の婦人科クリニック「沢岻美奈子女性クリニック」院長。市検診や企業検診含め、年間約3000件の検診をおこなっている。乳がんサバイバーも多い更年期世代の患者さんとのやりとりを通じて日常の診察で感じ考えることや、女性のヘルスケア専門医目線での医療情報をInstagramに毎週投稿し、podcastでも「女性と更年期の話」で発信している。
著者/ババア
1児のママ。管理栄養士として働きながら、健康、育児、料理、ファッションなどなどについて漫画とブログを更新中。