国税庁の令和6年分(2024年分)確定申告書等作成コーナーが25年1月6日(月)、ネット上に開設され、確定申告のシーズンがスタートした。国税庁の調べでは、22年における源泉所得税・復興特別所得税の還付金合計は約2兆5000億円。年末調整した人などの合計は約5000万人で、還付金の1人当たり平均値は4万8298円になるというから、楽しみな金額だ。多くの給与所得者は年末に事業者(給与支払者)がまとめて処理しているが、個人で申告する人も2000万人を超す。

2月に還付金を受け取る人も

一般的には令和6年分(24年分)の確定申告受付開始は2月17日(月)に始まり、3月17日(月)までとなっている。普通はこの期間に申告して還付を受ける。税務署の窓口や郵送で紙の確定申告書を出した場合、還付金が口座に振り込まれるまでに1か月から1か月半。電子システムe-Taxで申告すると、これより早く2~3週間程度で振り込まれる。

さらに早く還付してもらえないか?

給与所得者が年末調整で翌月給与に還付金が振り込まれるように、自分で申告する人にもその道はある。

ネットで申告する場合、確定申告作成コーナーは1月6日にオープンしているので、申告書を作成して受付開始前に送付することが可能だ。首都圏に住むある会社員は毎年1月に電子申告して2月には還付金を受け取っている。ただし、申告受付開始前は「税務署が預かっているだけ」という扱いで、納税証明書は発行されない。

もちろん、申告に必要な支払証明書、年金、保険等の書類が揃っていなければならないが、e-Taxの普及によって簡単になったこの仕組みを、活用しない手はない。

(J-CASTニュース リサーチ班)