北海道の熟練職人が作る、炭火製法の旨味と白樺チップ燻香が食欲をそそるベーコンブロック/【連載】達人おすすめのお取り寄せ

強い炭火で旨みを封じ込め、さらに残り火を利用して、燻煙でじっくりいぶして仕上げたベーコンブロック。独特の深い香味と、にじみ出る脂と肉汁で、そのままはもちろん、さまざまな料理に使うことができます。

2003年11月、「おとりよせネット」が産声を上げたまさにその時に掲載させていただいたのが、こちらトンデンファームの「石狩川ベーコン」!その後20年のお付き合いとなるおとりよせネットに 私が寄稿した恐らく初めての文章になります。

その時は当然、こんなに長いお付き合いになるとは思っていなかったと思いますが、今年2023年秋に20周年を迎えられるということでとても感慨深く(おめでとうございます!!)、またこのような素敵なサイトにずっと関わらせていただいたことに感謝の気持ちでいっぱいです。

なぜ私が当時、初めておとりよせネットでご紹介する商品として、トンデンファームの「石狩川ベーコン」を選んだかと言うと、日本テレビ系列で「どっちの料理ショー」(→懐かしい!)という人気の料理バラエティー番組が放映されており、そこでパネリストに逸品として紹介されていたのがきっかけでした。ミーハーにも実際に商品を取り寄せたところ、その味にすっかりハマったというわけです。

そして当時の衝撃をそのままに、いまでも”好き”が変わらない、思いのある商品なので、20年後のいまあらためてマイベストNo.1としてご紹介させていただくことにしました。

ドーンとブロックで届くそれは、白樺のチップでスモークされ、焼く前から芳醇な香りが漂います。ベーコンには、厳選された豚バラ肉が使用されており、長時間漬け込み・熟成、そしてこだわりの”炭火乾燥”によって肉のうま味成分を増しているとのこと。ガスや電気に比べ炭火であぶると、肉の表面にすばやくまんべんなく熱がゆきわたるんだそうです。

また強い炭火で旨みを封じ込めた後は、その残り火を利用して、じっくり白樺チップで燻すことで、肉に独特の深い燻香が加わります。この工程を熟練の職人がかまどの火力を調整し、出来上がりを見極めているんですって。妥協を許さない、頑固なまでのこだわりを感じますよね。

ブロックで届くので、料理に合わせて厚さや切り方を変えて使えるのも良いですね。柔らかジューシーを味わいたい時はスライスしたものを弱火でじっくり焼き、ジューシーな脂を引き出すと良いと思います。またカリカリタイプがお好きな方は、出てきた脂でさらに炒め続け表面に焦げ目を付けるとクリスピーな食感になります。

うちではずっと変わらず、にじみ出る脂と肉汁を生かして同じく北海道産の玉ねぎやジャガイモと炒め(野菜にベーコンのうま味を吸わせるのがポイント♪)ビールのお供にしています。フライパンでベーコンを焼き始めると、何とも言えない芳しい燻香がキッチンに広がり幸せ気分に!

長い時が流れても変わらない味と衝撃。職人がこだわりつづける本物の味を、いまあらためてご紹介させていただきます。

石狩川ベーコンブロック 300g/北海道トンデンファーム