できる対策は?

フライドポテトなど脂質&炭水化物を減らし、甘い飲みものは烏龍茶などに、ケーキは無糖ヨーグルトに。
野菜類、食物繊維が不足がちなので野菜スープやサラダをプラス。

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「和食中心の生活で煮物などを常備菜に」

和食好きで、豆やいもやかぼちゃの煮物などもよくつくります。
旬の野菜を中心にした食事メニューで比較的、魚を食べ、お肉は少なめ。
朝食に納豆とみそ汁は欠かせません。

[ よく食べる食事メニュー ]
玄米ご飯、納豆、わかめのみそ汁、焼き魚、かぼちゃの煮付け、旬の果物

そんなあなたは……
Eタイプの可能性大
和食中心の、野菜や魚が多い栄養バランスのとれた食生活を送っている人に見られる腸内フローラ。
ほかのタイプに比べて病気全般のリスクが最も低いヘルシーなタイプ。


いも類や豆類などから短鎖脂肪酸をつくる善玉菌、プレボテラ属の腸内細菌が多い。
プレボテラ属は、血糖値の抑制にも関与しているといわれている。

できる対策は?

納豆などの発酵食品で生きた菌を摂取していたり、玄米や根菜、いも、豆など多彩な食材から食物繊維をとっているので、菌の種類も豊富。
この食生活を続けて。

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便の形やにおいでも腸内環境はわかる!

上の表は世界的に使われている便の指標。毎日の便をチェックして。
ただ、例えば毎日「2」の人は「いつも通り(=正常)」と勘違いすることも。
一度客観的に観察を。
なお「腸内細菌が良好に働いていると、便は本来きついにおいはない」と井上先生。

【目安】3~5の便が正常な便。その割合が週3日以上だとよい

参考/Lewis SJ, Heaton KW: Scand J Gastroenterol. 1997 Sep;32(9):920-4

自分の腸内を可視化できる検査キットもある!


腸内フローラ検査「Flora Scan®(フローラスキャン)」¥22,000/プリメディカ

自分の腸内フローラを右記の5タイプに当てはめて推測をすることはできますが、正確に知りたい場合は、検査キットを使う方法も。
検査キットは、ECサイトや、取り扱いのある医療機関で購入できます。
写真は井上先生も開発に携わったキットで、便を採取して郵送するだけと、やり方は簡単。
日本人に特化したデータベースを用いて、自分の腸内フローラの傾向や疾患との関連性までが検査できます。


検査結果の内容は、総合評価、腸内フローラのタイプ、菌の多様性、疾患との関連性、有用菌と要注意菌、腸内改善(運動/睡眠アドバイス)など。
WEB上でレポートが閲覧できます。

イラスト/浅妻健司 文/坂口みずき

大人のおしゃれ手帖2025年1月号より抜粋
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください