3.一般的なキッチンリフォームの費用相場

リフォームガイドの調査によると、キッチン全体を交換する一般的なキッチンリフォームの費用は、73~135万円が相場です。

また、平均費用は96万円となっており、100万円前後の費用をかけてリフォームするケースも多く見られます。

出典:データで見るキッチンリフォームの費用と相場

しかし、システムキッチンのグレードを下げるなどの工夫をすれば、60万円程度の予算でリフォームすることも可能です。

交換したい設備が複数箇所ある場合は、キッチン全体を交換したほうが長い目で見てコストダウンになるかもしれません。

キッチンリフォームを格安にするポイント!補助金や業者選び・施工例も

データで見るキッチンリフォームの費用と相場

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4.キッチンリフォーム費用を抑えるコツ

キッチンのリフォームは、工夫次第で費用を抑えることができます。10万円という限られた予算で、希望のリフォームを実現するためのポイントをご紹介します。

部分的な改修に絞る

必要最低限の機能の商品を選ぶ

アウトレット品や中古品を活用する

使える補助金があれば活用する

相見積もりを取って費用を比較する

4-1.部分的な改修に絞る

キッチン全体のリフォームは安く見積もっても、60万円以上の費用がかかります。10万円の予算でリフォームするには、部分的な交換や改修に絞ることがポイントです。

また、DIYによる扉のリメイクや収納の追加であれば、10万円もかからずできることも。どこを改善したいのかよく検討しましょう。

4-2.必要最低限の機能の商品を選ぶ

最新のキッチン設備は、スマホから転送したメニューを自動で調理するガスコンロや、手をかざすだけで水が出る水栓など、高性能な機能を備えたものが多くあります。

しかし、高性能になるほど価格も高くなるので、自分にとって必要な機能なのかよく吟味することが大切です。

4-3.アウトレット品や中古品を活用する

展示品やアウトレット品を活用すると、商品代を安く抑えることができます。型落ち品や多少の傷があっても気にならない方は、検討する価値があります。こういった格安商品を使って費用を抑えることはできないか、リフォーム会社に予算を伝えながら相談してみましょう。

ただし、保証期間が短かったり、保証がなかったりする場合もあるので注意が必要です。購入前に保証やアフターサービスについても確認しておきましょう。

4-4.使える補助金があれば活用する

自治体によっては、キッチンリフォームに対して補助金を受けられる場合があります。条件は自治体によって異なり、予算上限に達すると終了するので、今回のリフォームで利用できそうかどうか、事前に確認しておきましょう。

また、介護保険による住宅改修は通年で申請できます。段差の解消や手すりの取り付け、滑りにくい床材への変更などが対象の工事になります。要支援・要介護認定を受けている場合は検討してみましょう。

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キッチンリフォームを格安にするポイント!補助金や業者選び・施工例も

補助金によっては工事業者の指定が入ることもあります。ただし、指定業者のみで検討すると格安で良い工事ができる会社を見逃してしまうこともありますので、補助金にこだわりすぎずに会社を探しましょう。

4-5.相見積もりを取って費用を比較する

リフォームをどこに頼むかによって費用が変わるケースは少なくありません。それを判断できるのが「相見積もり」です。3社程度見積もりを比較すると、相場を把握できるでしょう。

見積もりを依頼する際には、商品のグレードや使用する部材・材質は、同等の条件に統一し、公平に比較することが重要です。

また、費用の比較が重要ではありますが、施工実績の豊富さや業者の対応など、総合的に判断するようにしましょう。

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