5.キッチン交換の費用を抑えるポイント

キッチン交換を考える上で、気になるのはやはり費用面ではないでしょうか。

理想を叶えつつ、コストを抑えるためのポイントを4つご紹介します。

キッチンのグレードを抑える

システムキッチンのグレードによる違いは、主にデザインや素材、より便利な機能性にあります。基本性能や使い勝手に大きな差はないと考えて良いでしょう。

デザインにこだわりがないのであれば、予算と実用性を重視してローグレードを選ぶことは賢い選択といえます。

「予算は限られているけれど、ローグレードでは使いにくくないだろうか」「安価なローグレードを選んで後悔したくない」と不安に感じている方は、一度ショールームに足を運び、実物を確認してみましょう。

オプションは最低限に絞る

キッチンは水回り設備の中でもオプションが多く、食器洗い乾燥機や浄水器、IHヒーターなどオプションを搭載するほど便利なキッチンになります。

しかし、オプションひとつをとっても数万円から数十万円のコストアップになるので、選択次第では予算オーバーになることも。予算に限りがある場合は、必要なオプションだけを厳選することが大切です。

また、オプションが増えて便利なキッチンになるほど、交換費用やメンテナンス費用がかかることも忘れないようにしましょう。

キッチンのメーカーにはこだわらない

キッチンの商品代を安く抑えるためには、メーカーにこだわらないこともポイントになります。

キッチンのメーカーには、LIXIL・クリナップ・タカラスタンダードなどさまざまありますが、リフォーム会社によって各メーカーの仕入れ割引率が異なるからです。

例えば、LIXILを主に取り扱っているリフォーム会社に、「クリナップのキッチンを入れたい」と依頼する場合。

LIXILのキッチンは施工実績も豊富なため安く仕入れることができ、割引率を大きくして施工できる一方、

クリナップはLIXILと比べて仕入れに費用がかかるため、提示できる金額が割高になってしまうことが考えられます。

メーカーにこだわらず、「できるだけ安くキッチンを交換したい」と伝えておけば、リフォーム会社側で得意先メーカーの中から希望に合う商品を提案してくれます。

また、同じ条件、同じグレードで複数のメーカーの見積もりを出してもらうと、その違いを比較できるでしょう。

相見積もりを取る

キッチンリフォームを安く抑えるには、2~3社から見積もりを取って比較することもポイントです。リフォーム費用は業者によって異なるため、1社だけの見積もりでは相場が分からず、その金額が妥当かどうかも判断できません。

複数の会社から見積もりを取ることで、費用の相場が分かり、内訳や値引き条件などの細かい部分も比較できるようになります。

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6.信頼できるキッチンリフォーム会社を選ぶポイント

初めてのリフォームの場合は、悪質な業者に騙されたらどうしよう……と不安を感じることもあるかもしれません。

この章ではそのような方に向けて、優良なリフォーム会社に共通するポイントをご紹介します。

まず、キッチンリフォームの施工実績が豊富で、専門的な提案をしてくれる会社は信頼できます。さまざまな現場を経験している程、知識が豊富で、リフォームで起こり得る問題点への対処もスムーズです。

次に、見積もりに対する丁寧な説明があると、どの工事にいくらかかるのか、どうしてこの金額になるのか、納得しやすくなります。また、どうすればコストダウンできるのか、アイデアを出してもらえることもあるでしょう。

メーカーの商品にはそれぞれのメーカーで定めた保証期間がありますが、リフォーム会社独自の保証やアフターサービスがあると安心です。アフターサービスは、リフォーム会社に義務付けられたものではないので、有無については事前に確認しておきましょう。

キッチンのリフォーム会社の選び方について詳しくはこちらの記事をご覧ください。

キッチンリフォームの業者選び|おすすめの依頼先やチェックポイントを解説