薄毛・抜け毛は早めの予防が大切!
駒形先生によれば、髪質や髪の量は母方の遺伝が影響しやすいそうです。もし今、薄毛や抜け毛に悩んでいなくても、自分の母親が薄毛なら今すぐにでも予防ケアをスタートしたほうが良いと先生は言います。
「一度抜けた毛は元に戻らず、なくなった毛根も戻りません。毛が抜け始める前の早めのケアがとても大切です。顔がたるみ始めたり、肩が凝り始めたりしたら頭皮も血流が悪く、老化しているサインです」(駒形先生)
駒形先生に40代、50代なら今すぐにでも始めたいケアを教えてもらいました。
頭皮マッサージをする
頭皮用のオイルや女性向け育毛剤などでマッサージ。血流を促進して頭皮に栄養分を行き届きやすくすると同時に、硬くなった頭皮を柔らかくする効果があります。
たんぱく質を積極的にとる
髪を作る栄養素はたんぱく質。食事に積極的に取り入れましょう。大豆イソフラボンもとれる豆腐や大豆類は良いですが、自分がとりやすいたんぱく質でOKです。また、髪には脂質も必要。女性ホルモンが減ると脂質代謝が悪くなるので、アレルギーがなければナッツやヘルシーオイル(MCTオイルなど)などでとると良いでしょう。
栄養分を吸収できる体をつくる
頭皮マッサージを頑張り、栄養バランスの良い食事をとるようにしても、貧血では栄養を全身に行き渡らせることができず、便秘では腸で栄養を吸収できません。貧血や便秘がある人はなるべく解消しておくことも大切です。
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まとめ
NGのヘアケアには、誰もが1回はしたことがあるものばかりではないでしょうか。ただでさえ加齢と、女性ホルモンが減ることで弱くなっている頭皮や髪。やさしくケアしてあげることが大切です。
取材・文/mido
ライター歴25年以上。35歳で第1子、38歳で第2子出産。たるみが加速して二重顎が悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。
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※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者/監修/駒形 依子 先生
2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。