3.住みながら耐震リフォームする前に注意したい3つのポイント
ここでは、住みながら耐震リフォームをする前に確認したい3つの注意点を紹介します。
住宅の耐震リフォームは住みながらでも行えますが、工事中に「仮住まいを用意しておけばよかった」と後悔する方も少なくありません。
ストレスなく耐震リフォームを行うためにも、これから挙げる注意点を踏まえて仮住まいの必要性を考えてみてください。
①リフォーム中は荷物を移動させる必要がある
耐震リフォームでは壁や床を一部解体するので、作業スペースの確保や家財の損傷を避けるために、工事を行う部屋にある物はすべて移動させなくてはなりません。
工事を複数箇所で行う場合はその都度移動が必要になるため、とても手間がかかります。
さらに物を一時的に置いておく部屋や居住スペースの確保も必要になるので、荷物や世帯人数が多い家庭は、仮住まいを検討したほうがよいでしょう。
②生活スタイルが大きく変わる場合がある
耐震工事が始まると、食事をする場所や寝る場所が変わったり、都度荷物の移動が必要になったりするため、暮らしにくさを感じる可能性があります。
そのうえ、工事中は多くの職人が家を頻繁に出入りするため、違う部屋にいたとしても落ち着かないことも。
このように生活スタイルが変わると、工事期間が10日前後であってもストレスや負担を感じる恐れがあるので、生活スタイルの変化が心配な方や、小さなお子さんや高齢者がいる家庭などは、仮住まいを用意することをおすすめします。
③リフォーム中の音やホコリへの対策を考える必要がある
耐震工事では壁や床の解体をともなうため、工事の際には音が発生し、工事箇所周辺にはホコリや木くずが舞ってしまいます。
ホコリや木くずなどは工事が終わった際に掃除をしてもらえますが、生活しているスペースに入り込んでしまう可能性もあります。
ハウスダストアレルギーを持っている方や呼吸器系が弱い方がいる場合は、仮住まいを用意したほうが良いでしょう。
また、工事の音は避けることができないため、こちらも大きい音が苦手な場合は仮住まいの用意を検討するか、工事中は外出して影響が出ないようにするといった対策を考えておきましょう。
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4.仮住まいを用意する場合におすすめの方法
工事内容や注意点を見て、仮住まいを用意したほうがいいと感じた方も多いでしょう。
耐震工事の工期は数日〜1か月前後が目安なので、その間に暮らせる場所として、次のような候補があります。
実家や親族の家
ホテル、民泊
ウィークリー、マンスリーマンション
仮住まい先として一般的なのは賃貸物件ですが、敷金・礼金・数か月分の前家賃が必要になるため、1か月前後の工期であれば、上記の中から決めたほうが費用負担を抑えられます。
リフォーム会社の中には、仮住まい先を提携で用意していたり、提案してくれる会社もあります。
どんな場所が仮住まい先として良いか悩んでいる場合は、詳しい会社に相談してみましょう!
