
なぜ早期の発見が大切なの?

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認知症と診断される一歩手前の状態が、MCI(軽度認知障害)です。「まだ大丈夫」といってそのままにしておくと、認知症に進行する恐れがあります。そのため、MCIのうちに専門医を受診することが大切です。
MCIでは、1年で5~15%の人が認知症に移行すると言われています。一方、1年で16~41%の人が健常な状態になることも分かっています。適切な処置を受ければ進行を抑えられ、健常な状態に戻るなど改善する可能性もあります(※3)。
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困った時は専門家を頼りましょう

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日常生活に支障はないけれど、もの忘れが増えたかもしれないなど、上記の初期症状のような様子が見られたら、なるべく早めに専門医に診てもらいましょう。
もしご本人に抵抗感があるなら、まずは日頃からお世話になっているかかりつけ医に相談するのも良いでしょう。
介護は、家族への精神的な負担が大きいものです。「自分だけで受け止めよう」と気負わないことが大切です。もし診断後のご本人への接し方など、困ったことがあれば医師やケアマネージャーなど、第三者に相談しましょう。
また自分の住んでいる地域の地域包括支援センターなど、専門機関も積極的に利用してみましょう。介護では、家族が疲れやストレスをためないことが一番大切です(※4)。
<参考>
(※1)認知症ケア法―認知症の理解
https://www.mhlw.go.jp/content/11800000/000701055.pdf
(※2)家族がつくった「認知症」早期発見の目安|公益社団法人 認知症の人と家族の会
https://www.alzheimer.or.jp/?page_id=2196
(※3)あたまとからだを元気にするMCIハンドブック|国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター(11ページ)
https://www.mhlw.go.jp/content/001100282.pdf
(※4)あたまとからだを元気にするMCIハンドブック|国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター(90~93ページ)
https://www.mhlw.go.jp/content/001272358.pdf
記事協力:Theoria technologies株式会社