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まだ肌寒さが続いていますが、今の時期に無性に食べたくなる料理にはシチューやおでん、お鍋など色々ありますが、中でも個人的にちょっと特殊なスタンスなのがグラタン。
京都の北山に『グラタンハウス バイラヴィエンヌ』というお店があって、そこのグラタンが美味しいという情報を聞いたので実際に食べに行ってきました。
京都の北山にある『グラタンハウス バイラヴィエンヌ』
流行りのカフェとは違うオシャレな喫茶店という外観のお店
個人的にグラタンは家庭的な料理のイメージがあって、レストランなどでは積極的に選ばないけど、一方で家で作るのはなかなか大変。それでいて冬メニューの中でもかなり上位に好きなメニュー。ですので、グラタンが看板メニューになっているお店に行って食べるのが最善の解決策かも知れません。
今回紹介する洋食店『グラタンハウス バイラヴィエンヌ』があるのは、京都市街地の北側の北山エリア、地下鉄の北山駅を降りて南へ歩く事およそ10分。小さな川沿いにお店があります。昭和の喫茶店の雰囲気もあり、その頃のペンション的なレトロモダンな建物となっています。
居心地のいい空間の店内
お店の中も何とも言えない素敵な落ち着いた雰囲気。メニューを確認すると、お目当てのグラタンランチの他にもハンバーグやスパゲッティもありますが、やはりここはエビグラタンのランチをいただきたいと思います。
注文すると、そこから調理を開始。カチャカチャ、ジュージューという調理の音と香りが何とも上品に食欲がそそられます。窓の外の景色などを見ながらオーダーから15分ほどでやってきました。
グラタンを食べたいならグラタンメインのお店がベスト
グラタンランチ1350円
グツグツとかすかな音を立てるグラタン、もう幸せの予感がします。それでは熱々の状態でいただきます。
焦げ目の感じも完璧で冬の日の幸せ
カリッと香ばしい表面を突き破って一口食べて感じるのは、濃厚なホワイトソース。家庭で作ってもこんなに濃厚な旨味たっぷりには作れないので、この時点で来てよかったなとしみじみ感じます。
京都ならでは。ソースに豆乳や白味噌を使用した奥深さ
家庭のグラタンとは一味も二味も違う濃厚さ
ホワイトソースと一緒に入っているマカロニはモチッと食感のフジッリタイプ。らせん状の溝部分にソースが絡まって、ただでさえ濃厚なソースがより絡んでベストマッチ。具材はプリっとした食感のエビ、やっぱりこの定番の組み合わせの安定感は抜群ですね。
ソースは濃厚ではありますがクドくなく、流石は専門店のバランス。ソースには豆乳や白味噌が使用されていているらしく、思いがけず京料理の奥深さを実感しました。
パンだけを先に食べるのはもったいない相性のよさ [食楽web]
ランチにはセットでバターロールがセットで付いてくるのですが、オン・ザ・パンにして食べるのもオススメ。手軽に食べられるランチのグラタンながら、ものすごく贅沢な一時が味わえるグラタンでした。筆者が食べている間に来店する人もみんな当然のようにグラタンランチを注文していましたが、それにも納得のクオリティでした。
ちなみにお店の立地は京都府立植物園や下鴨神社など色んな場所から歩いて行ける場所にあり、冬から桜の美しい春に掛けての時期に訪れたいお店となっています。
注文が入ってから焼き上げるので急いで食事というのには少し不向きなので、時間的にゆっくり余裕をもった京都旅行のランチに最適なお店となっています。
(撮影・文◎けいたろう)
●SHOP INFO
グラタンハウス バイラヴィエンヌ(グラタンハウスby La Vienne)
住:京都府京都市左京区下鴨北園町51
TEL:075-701-2273
営:11:30~15:00(L.O. 14:20)、17:30~21:30(L.O. 20:40)
休:月・金曜
●著者プロフィール
けいたろう
旅するグルメライター。大阪と京都をむすぶ京阪電車の沿線在住で、複数の旅行情報サイトにて旅とグルメのガイド記事を執筆。気になるグルメ情報があるとB級グルメも高級店も穴場のお店も有名行列店でも、とにかく幅広く取材!食楽webでは関西グルメ情報を中心に紹介しています。