知っているんだから!
私は、その夜遅くに帰宅した夫に義母からの手紙を渡しました。夫は驚いてそれを開封しましたが、そこには奇妙な文様が記され、内容を理解できない様子。そこで私は、義母から私宛ての手紙には、介護への感謝と息子を呪ったと書かれていたことを説明しました。義母が生前に名前を連呼していたのは呪いの儀式だったのです……。
続けて私は、離婚届を突きつけました。「呪いが実存するのか、信じるかどうかは関係ない。問題は、それだけあなたが母親から恨まれていたってこと。あなたはお義母さんの財産を盗んでキャバ嬢に貢いでいた。看病もお見舞いもしなかったのは、仕事じゃなくてキャバクラ通いで忙しかったからでしょ」
実は、かつて不倫されて離婚していた義母。その息子までもが父親同様、妻への裏切り行為をしていることを知って失望し、恨みを抱くまでになったようです。
「私もあなたには愛想が尽きた。お義母さんももういない。さっさと別れましょう」
その後、義母から直々に残された遺産を受け取った私は、夫の有責で離婚を成立させました。もちろん慰謝料も受領。今では結婚前にしていた仕事に復帰し、充実した生活を送っています。今後は人を恨むことも恨まれることもない人生を歩みたいです。
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妻に実母の介護を任せきりで、自分はキャバクラ遊び……。情けない夫かつ息子ですね。愛想が尽きて当然ではないでしょうか。これからの新たな人生が幸せであることを祈りたいです。
著者/ウーマンカレンダー編集室/トーク系
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