【55歳ユミの場合11】セカンドパートナーの沼!ホテルで溶けていく…2人の理性

55歳ユミの恋愛ルポ第11話。最近耳にすることが増えた「セカンドパートナー」という関係。不倫とは違うと言いつつ…ハマってしまう人も多い。「既婚者マッチングアプリ」で出会った彼とプラトニックな関係を続けていたが、お互いの抑えられない気持ちに気付き、ついにホテルで一線を越えてしまう。

前回までのあらすじ

マハロ / PIXTA

前回の話はコチラから。ユミ(55歳)の恋愛談を紹介しよう。姉にコンプレックスを抱きながら育ったせいで、自己肯定感が低い性格となってしまったユミ。

バブル崩壊後に会社で出会った夫と結婚したものの……妊娠中に浮気され、心を閉ざしながらも母親業にいそしむ日々が続いていた。

夫と喧嘩したことをキッカケに始めた「既婚者マッチングアプリ」。やっと運命と思えるカズトと出会いプラトニックな関係を3か月続けていたが、二人ともセックスレスでお互いに抑えきれない気持ちを抱えていることに気付いた。

第1話から読む
【全話読む】55歳ユミの場合。主婦が溺れた「セカンドパートナー」という沼」

(広告の後にも続きます)

リゾートホテルの雰囲気が二人の理性を溶かしていく

ティエン / PIXTA

「初めてカズトと結ばれた日のことはよく覚えています。平日の夕方だったので、こんな時間だとラブホテルしかないけど、ごめんねと彼が言ってくれて。でも素敵な部屋をとってくれましたよ。南国リゾート風のラブホテルで、まるで旅行に来たみたい。二人の気持ちを開くには打ってつけの部屋でした。笑いながらいちゃいちゃして……」

それまで冗談のように軽いキスをしたことはあった。だが、なかなかそれ以上の関係に進めなかったのは、お互いにこの縁・心地よい関係をを切りたくなかったからだとユミさんは確信をもっていた。友情ならずっと続けていける。だが男女の関係になってしまったら、終わりが見えてしまうのだから。