【55歳ユミの場合11】セカンドパートナーの沼!ホテルで溶けていく…2人の理性

自分でも聞いたことのない、いやらしい声

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「でもこうなった以上、何も考えずに、流れに任せようと思いました。彼は私の服を脱がせてはさっと畳んで重ねていった。気遣いしてくれてるなと思ったところで、強く抱きしめられ、『ユミのことを思うと、いつも胸が苦しくなる』『大好きだよ』『素敵だよ』と耳元でやさしく囁いてくれたんです。その声と言葉が媚薬のように私の体を柔らかくしていって」

ピッタリ密着して唇を重ね、お互いの舌をチロチロと絡み合わせる。気持ち良すぎて思わず甘いため息が漏れた。彼の指が下着の脇から入ってきて、ユミさんはビクッと体を震わせた。

「とてもゆっくり丁寧に体中を愛撫してくれたんです。シャワーを浴びたいと言っても、ちょっと待ってって止めてくれなくて。彼の唇や指を受けて、私は自分の体がトロトロに溶けていくような気分だった。最後はもう、一人では立っていられないほど力が抜けていきました」

そこで初めて、彼はユミさんをシャワールームへと運んだ。手のひらでボディソープを泡立てて、彼はそうっと彼女の体を撫でていく。自分でも聞いたことのないいやらしい声が、思わず喉の奥からわいてきた。

(次の話)【第12話】震えが止まらない…脳が処理しきれない程の快楽
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【全話読む】55歳ユミの場合。主婦が溺れた「セカンドパートナー」という沼