
ライフサイクルの短いカレンデュラは、一年草で越年しないため、植え替えや株分けなどのメンテナンスがかからず、大変育てやすいおすすめの草花です。春にたくさんの花を咲かせて成功体験を味わわせてくれるので、ガーデニング初心者のスタートにはぴったり。花びらを摘んで暮らしに役立てることもできます。ぜひ、育てやすいカレンデュラを庭に取り入れてみてください!
カレンデュラの基本情報
pote-poteco/Shutterstock.com
植物名:カレンデュラ(キンセンカ)
学名:Calendula
英名:Pot marigold
和名:キンセンカ(金盞花)
その他の名前:ポット・マリーゴールド、カレンジュラ
科名:キク科
属名:キンセンカ属(カレンデュラ属)
原産地:地中海沿岸
形態:一年草、多年草
カレンデュラは、キク科キンセンカ属(カレンデュラ属)の一年草、多年草。日本では一年草として流通しています。原産地は地中海沿岸で、寒さには強い一方で、夏の暑さには弱い性質です。ライフサイクルは短く、一般地では秋に種を播いて冬を越し、春になると開花。高温多湿で厳しい暑さの日本の夏には耐えられず、夏前には枯死してしまいます。
花色はカラフルで、黄色、オレンジ色、クリーム色、複色などがあります。花茎を立ち上げた頂部に花径3〜10cmほどの花を咲かせます。花姿には清楚な一重咲きや、花弁を多数重ねて華やかになる八重咲きがあります。
カレンデュラの草丈は、30〜90cmほど。ずいぶん幅がありますが、これは草丈が高く主に切り花に向く高性種と、草丈が低くコンパクトにまとまる矮性種があるからです。高性種は花壇の中段〜後段に、または樹木や低木と草花をつなぐ役割として利用できます。矮性種は花壇の前面や縁取り、またはコンテナの寄せ植えに使うとよいでしょう。
(広告の後にも続きます)
カレンデュラの花や葉の特徴
Elena Koromyslova/Shutterstock.com
園芸分類:草花
開花時期:12~5月
草丈:10~60cm
耐寒性:強い~やや強い
耐暑性:弱い~やや弱い
花色:オレンジ色、黄色、複色
キンセンカの花はまっすぐに伸びた茎の先に花開きます。花色はオレンジ色や黄色が多く、細長い花弁が幾重にも重なった華やかな姿です。花は八重咲き、一重咲きのものがあります。
根元から生える根生葉はへら状、茎葉は楕円形で、葉の縁にはノコギリのようなぎざぎざがあります。
カレンデュラは品種によって草丈や花の大きさ、花色に違いがあるのも特徴です。品種ごとの違いを楽しめるのもカレンデュラの魅力といえるでしょう。