カレンデュラの名前の由来や花言葉


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カレンデュラという名前は、学名のCalendula officinalisから。日本では、昔から呼ばれていたキンセンカ(金盞花)のほうが馴染みがあるかもしれませんね。花が黄金色でさかずき(盞)のような形をしていることから、この名前が付けられたとされています。また、ポットマリーゴールドという別名も持っています。

カレンデュラの花言葉は、「別れの悲しみ」「悲嘆」「寂しさ」「失望」など。これは、ギリシャ神話「水の精のクリティは太陽神のアポロンに恋い焦がれていたものの、彼はレウコトエ王女と恋仲にありました。クリティは嫉妬にかられて王女の父にその事実を密告。すると王は怒ってレウコトエ王女を生き埋めにしてしまったのです。9日間も座ったまま虚しい時を過ごすアポロンを見たクリティは、嫉妬によって招いた悲劇に身を恥じ、カレンデュラに姿を変えてしまいました」という悲しい話に由来します。    

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カレンデュラの代表的な品種


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「まどか」シリーズ

一重咲き、八重咲きのほか、黄色、オリンジ、覆輪の入る複色など、花色や花姿が多様に揃うシリーズ。大変花つきがよく、長期にわたって開花し続けます。草丈は40〜50cmで、株姿も自然にドーム状にこんもりと茂って、よくまとまります。

‘コーヒークリーム’

アプリコット〜クリーム色の花弁で、裏は茶色味を帯びる花色が特徴的。これまでの黄色やオレンジのカラフルな色調のイメージを覆す、シックでアンティークな雰囲気を持っているため、大変人気の高い品種です。草丈は20cmほど。

「エミフル」シリーズ

草丈15〜25cmほどの矮性種で、鉢栽培に利用しやすい草姿です。従来種に比べて節間が短く分岐性に優れ、こんもりとドーム状に茂ります。鮮やかな黄色やオレンジの花色が揃い、花つきがよくたっぷりと咲きます。