パックご飯「サトウのごはん」で知られるサトウ食品(新潟市)が2025年3月24日、17品目のパックご飯を販売終了すると公式サイトで発表した。また、5品目のパックご飯も販売休止する。さらに、同社は25日、製造・販売を継続する「サトウのごはん」についても公式サイトで発表。多数の問い合わせがあったと説明した。

「供給責任を全うできるよう、企業努力を重ねてまいります」

24日の発表では、販売を終了・休止する理由を「2024年8月に発生した『米不足』騒動の影響によるパックごはんの需要増大に伴い一部商品の出荷調整が必要となりました」と説明。更なる生産効率化を目的としていると述べた。

終了するのは、「新潟県産コシヒカリかる~く二膳」や「福島県会津産コシヒカリ」など17品目。25年5月末ごろに休止する予定の商品は、「新潟県産コシヒカリかる~く一膳5食パック」や「コシヒカリ小盛り5食パック」などの5品目だ。

サトウ食品は、「大変なご不便、ご迷惑をおかけいたしますこと、深くお詫び申し上げますとともに、何とぞご理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます」と謝罪した。SNSでは、「苦しい状況だと思うけど、頑張ってください」「これに今までどれだけ助けられたことかっ!」「これめっちゃ助かるのに」などの声が上がった。

翌25日、同社は「製造・販売を継続する『サトウのごはん』の商品について」と題した文章を発表。多数の問い合わせがあったと説明し、販売を継続する商品を伝えた。「当社はパックごはん、包装餅など米に関連した商品のメーカーとして、安心・安全な商品の供給責任を全うできるよう、企業努力を重ねてまいります」と述べている。

販売を継続するのは、計41品目だ。サトウのごはんの「新潟県産コシヒカリ」や「新潟県魚沼産コシヒカリ」、「新潟県産新之助」、「秋田県産あきたこまち」などの品名が紹介されている。