税務署は抜いた売上金をどうやって見つけるのか?

事業の帳簿に売上金を計上しないで抜いた場合、その事実は分かるのでしょうか。
このようなご相談は毎年少なくありません。もちろんその事実は税務調査時に高確率で見つかり、修正申告となります。ではどのような事実から分かるのかを見てみましょう。

税務調査において抜いた売上金が判明する理由(抜粋)

 多店舗と比べて利益率が低い
 繁盛店なのにその実態と帳簿の数字が合っていない
 おしぼりの数と申告された書類、事前調査の内容が合わない(税務調査官はおしぼり屋さんに事前に調査を行っています)
 社長(事業主)の生活ぶりとお金が一致しない(給与は年間360万円であるが、生活費がそれを大幅に超えているなど)
 事業からの利益が出ていないのに、子供が私立学校に通っている(その学費はどこから捻出されたのか)
 事業の資金繰りが厳しい状況というが、現金で高級車を購入している

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まとめ

「税理士になりたい」という学生は極めて少数です。一方、弁護士になりたいという小学生は一定数いると聞いたことがあります。税理士がドラマで取り上げられると、少しは目指す人が増えるかもしれません。税理士は日常風景でさえもいろいろな視点から眺めることができる大変楽しい職業だと、改めて思う今日この頃なのです。