パソコン・デジタル機器関連製品メーカーのエレコム(大阪市)は、2025年3月26日に公式サイトで、SNSの「なりすましアカウント」が確認されたとして注意喚起をした。社名や従業員名、ブランドロゴなどを無断使用し、「不正なサイトに誘導するダイレクトメッセージを発信」しているという。

「明らかにおかしい日本語」ではない点に要警戒

エレコムは公式サイトで、「『なりすましアカウント』はユーザーネームや文章、投稿内容を当社のものと酷似させておりますが、当社とは一切関係ございません」と注意喚起。誘導先の不正サイトは、「お客様の氏名、口座情報などの個人情報の入力、金銭の振り込みを誘導する悪質なもの」とし、「個人情報は入力しないようにご注意ください」と呼びかけた。

また、不審なダイレクトメッセージ(DM)を受け取った場合、URLにアクセスせず、メッセージを削除、アカウントをブロックするよう伝えている。

さらにエレコムは27日、公式Xでも注意喚起の投稿をした。それによると、「従業員の名を使いLINEに誘導、PR案件と称して偽造契約書も確認」しているという。なりすましアカウントはTikTok、インスタグラム、スレッズで確認されているとし、確認しているなりすましアカウントのアカウントも公開した。通報しているもののアカウントはなかなか凍結されないといい、DMを受け取った人へ通報の協力を呼びかけた。

なりすましアカウントの特徴として、「一昔前と違い『明らかにおかしい日本語でなくなってきている』のが警戒ポイント」とも指摘した。