金融所得が伸び悩む2大要因
投資の2大リスクは「業績悪化」と「長期低迷」
金融所得が右肩上がりに増えていれば、資産も増え続けるはずです。しかし、投資判断にはミスがつきもの。買った株が値下がりしたり、長期低迷することもあります。対策をしてリスクに備えましょう。
投資先が業績悪化するリスクを抑えたい場合は、株を買ってからも投資先の株は「①スゴイ株」なのか繰り返し点検するのが効果的です(点検の仕方は図表6を参照)。
投資先が長期低迷するリスクを抑えたい場合は、投資先を「②いいタイミング」で買えているか、旬が過ぎてしまっていないかを点検しましょう。割安性が薄れていたり、イベントが特になかったり、チャートが悪くなっていたりしたら、もっと別の銘柄に乗り換えた方がいいかもしれません。タイミングを見極めるのはプロでも難しいですが、チャート分析なら初心者でもとっつきやすいはずです。
チャート分析は、過去の株価の動きをもとに買い時や売り時を見極める方法。難しいことは実践しながら学ぶとして、まずは持ち株のチャートを監視するところから始めてはいかがでしょうか。
業績悪化のリスクを抑えたいなら、株の購入後も定期的に企業分析をして値下がりの要因を探し、情報をアップデートし続けましょう。
タイミングを見極める方法のなかでも、初心者でもとっつきやすいのはチャート分析ですから、まずはここから実践してみてはいかがでしょうか。
中原 良太
個人投資家、トレーダー、ブロガー、YouTuber
※本連載は投資を必ずしも推奨するものではありません。お申込みにあたってはご自身で判断ください。不利益が出た際には一切の責任を負いかねます。