
お料理教室を通じて上方の家庭の味を伝える日本料理家・吉田麻子先生と、奈良在住の編集者・ふなつあさこの“Wあさこ”がお届けする、上方(関西)の食にまつわる大人の社会科見学。今回は、大阪市浪速区のJR・南海新今宮駅前に位置するOMO7大阪 by 星野リゾートの「アフタヌーンだし」で“ヌン活”(ホテルやレストランなどでアフタヌーンティーを楽しむこと)してきました! はたしてアフタヌーンティーとだしがどんなマリアージュを見せてくれるのか、レポートします♪

実は麻子先生との出会いも、「だし」がきっかけ(『だしの教科書 保存版』宝島社)。私が編集を担当し、先生にレシピをご執筆いただいた思い出深い一冊です(もう在庫がないのが残念……)。
麻子先生は、昨年にも『ごくごく飲みほす だしの本 手軽なのに本格的!』(文化出版局)を上梓されるなど、いわば、だしのスペシャリスト(こちらの本はOMO7 大阪のラウンジにもありました)。
桜や苺からもええ「だし」出るん!? 新感覚の「アフタヌーンだし」
「大阪のOMO7さんで、だしのアフタヌーンティーっていうのをしてはるらしいねん」と麻子先生にお誘いいただき訪れたのは、新今宮駅前の「OMO7大阪 by 星野リゾート」。OMO(おも)は、テンションあがる「街ナカ」ホテルブランドで、3・5・7・エアポートの5タイプを展開。OMO7は、都市のランドマークとなるフルサービスホテルです。
「街をこよなく愛するスタッフが地域の方々と仕掛ける、新感覚のホテル」というだけあって、OMO7大阪も大阪らしさを楽しめる内装やサービス、仕掛けがたっぷり。宿泊はもちろん、日中はホテルの前の広々としたガーデンエリア「みやぐりん」が開放されているほか、10:00AM〜8:00PMは宿泊客以外でも2FのOMOカフェ&バルを利用することができ、情報ツウのなにわマダムにも愛用されているそう。
つまり! 「アフタヌーンだし」は、宿泊しない私たちでも利用可能(2025年5月31日までの金・土・日曜開催、4日前までに要予約。13:00/13:30/14:00/14:30/15:00/15:30の1日6回開催、各回6組。1組は〜4名)。ということで、Wあさこでおしゃれに“茶をしばいて”きました(「茶をしばく」=関西弁で、お茶しにいくこと)。
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そういえばやったことある!? 削り節体験からスタート
“だしソムリエ”でもあるというスタッフさんに案内されたのは、「NOMU DASHI」と書かれた看板が目印のカウンター。そして手渡されたのは……なんと鰹節削り器! 自分で飲むだしを自分で削るという趣向なのです。実は今回で3回目となる「アフタヌーンだし」で今年初となるアクティビティだとか!

鰹節を自分で削ったことあったっけな? と思いながらやってみると、お、結構いい調子……

鰹節を自分で削ったことあったっけな? と思いながらやってみると、お、結構いい調子……

麻子先生はというと……

麻子先生はというと……


そしてガラスのドリッパーで、コーヒーのように削り節をドリップ。鰹だしのふくよかな香りがふんわりと漂い、食欲をそそります。
削り節体験を楽しんだ後、お席に案内していただきました。この日は屋内でしたが、お天気のいい日なら春の陽気を感じられるガーデンエリア「みやぐりん」のお席で楽しむこともできるそう。