
2025年4月3日、ついに米国発ラグジュアリーホテルの最高峰「ウォルドーフ・アストリア大阪」が開業する。
場所は“自然と都市の融合”をテーマに掲げ注目を集める梅田エリアの再開発地区にある「グラングリーン大阪」内。
関係者への聞き込みも含め、期待を語り合う!
ホテルを愛するライター×東カレ編集者が熱烈トーク
ライター・大石智子
雑誌編集者を経てライターへ。ホテル、食、インタビュー記事を執筆。これまで泊まったホテルは国内外950軒超。直近のお気に入りはスペイン「テラ・ドミニカータ」とイタリア「アマンヴェニス」。
東カレ編集部・里見佳那子
昨年よりホテル担当の命を受け、東カレらしいステイとは何ぞや?を日々勉強中。今号は東京を飛び出し大阪の地での取材。新しく、活気にあふれ、エキゾティックなホテル空間は最高でした。
王室御用達ホテルの登場に全国から注目が集まる
里見:あらゆる高級ホテルに泊まってきた東京のホテル関係者が、「ウォルドーフ・アストリア大阪」の開業に興奮してたんですよ。
大石:私も世界に34軒ある“ウォルドーフ”の画像を見て、NYやアムステルダムに泊まってみたいと思っていたから前のめりです。
里見:この号(3/21発売)では内覧が間に合わず、でも掲載必至の存在ですよね。
大石:はい。なので“ウォルドーフ”が何たるか広報さんに聞いてきました。
その方は米国で生まれ育っていて、まず現地ではどんな存在か。やはり特別なステイタスを得られるホテルで、幼少期から憧れる人が多いとか。
『ゴシップガール』で主人公たちがお洒落をして遊びに行く場所だったり、アンジェリーナ・ジョリーも一番好きなホテルと公言していたり。
里見:絵に描いたようなアメリカの華やかな世界!でもそこまで引きつける背景って何でしょう?
大石:1893年にNYで開業して、全室に浴室を用意し、24時間のルームサービスを提供するなど、いまでは当たり前のことを多く始めたと言われるのが“ウォルドーフ”。
当初からNYの上流階級が集って愛され続け、その格式が受け継がれているからのようです。
里見:そういう顧客が集うとなると、サービスも良さそうですね。
大石:さすがと思ったのが、ゲストのリサーチが入念なこと。
例えばその人が毎日ヨガをするなら、客室にヨガマット、水筒、ウェアといった一式を準備しておくことがあるそうです。その人のルーティンを崩さないようにするために。
里見:ホテルに合わせる必要はないってスタンス、格好良いですね。大阪は空間が気になりますが、やっぱり大阪もアールデコ調(1900年代前半のNYで流行)なんだと嬉しくなって。
大石:客室もアールデコでベッドが高くて、私、高いベッドにアメリカをびんびん感じるので興奮します(笑)。
ホテルの象徴『ピーコック・アレー』は天空のペントハウスで登場
大石:あと28階の『ピーコック・アレー』も圧倒されそう。
里見:世界の“ウォルドーフ”共通のシグネチャーバーですね。豪華なシャンデリアは相当大きそうです。
大石:6mあり離れた建物からも見えるそう。『ピーコック・アレー』を直訳すると「孔雀の廊下」ですが、ここにも逸話が。
NYのウォルドーフが昔2棟に分かれていて、間の廊下を歩く上流階級の女性たちが着ていたのが、羽がたくさんついたドレスで、孔雀が並んでいるように見えたからだとか。
里見:大阪の上流階級の方の華やかな装いも、負けてなさそう!
大石:そういうのを楽しむのが得意な街という印象だから、やはり初開業は大阪でぴったりなのかも。
アメリカの最上級ブランドの威信をかけたラグジュアリー極める設え
28階のエレベーターが開いて目に飛び込むのは、巨大ランタンをイメージさせる空間。中に入ると竹林のよう。
左側にレセプションがあり、中央には巨大な庵治石が鎮座する。ライトは日本の鎖樋がアイデア源。
各国の芸術家による鮮やかなアート作品が並ぶ1階エントランス。
1階のクルマ寄せ。近々、某高級外車メーカーでの送迎サービスを発表する。
■施設概要
施設名:ウォルドーフ・アストリア大阪
住所:大阪市北区大深町5-54 グラングリーン大阪 南館パークタワー
TEL:06-7655-7111
料金:1泊1室¥144,925~
部屋数:248室
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