月刊誌『大人のおしゃれ手帖』の読者組織「ミモザ会」の公式ブロガーによる『ミモザ会ブログ』。イラストレーターとパート事務のWワーカーをしているイシイさんが、ウィッグヘアと着物の楽しみ方を綴っています。

私は50歳のときにグレイヘアデビューしました。その後紆余曲折を経て、現在は赤い髪&パート出勤時のみウィッグ装着、という生活をしています。ウィッグをかぶり始めてまもなく1年。今回は髪の色について思うことや、今後のヘアスタイルについて書こうと思います。

ウィッグをかぶり始めてから1年経って思うこと

2024年の4月にパート先で赤い髪色を注意され、「早急に改善します!」とブラウンのウィッグをかぶり出勤をしたあの日から、まもなく1年が経とうとしています。
かぶり始めた頃はうっかり赤い髪のまま出勤しそうになったこともありましたが、今ではすっかりウィッグ装着が習慣化しました。


パートのある日は化粧に取りかかる前に、ウィッグ用のネットを先にかぶってしまいます。自分の髪をすっぽりネットの中に入れてしまうので、化粧がとてもやりやすい! 便利だわ、と思った頃からかぶり忘れることもなくなりました。

そして、ウィッグをかぶった自分の顔も見慣れてきました。最初はウィッグをかぶった自分の顔にかなり違和感があり、不意に鏡に映ったウィッグ姿の自分を見てびっくりすることもありましたが、今はどちらも「私」と自信を持っています^^。


しかも、どちらかというとウィッグをかぶった顔の方が優しげに見える気も。ウィッグをかぶることで、猫をかぶっているのかも(笑)。

(広告の後にも続きます)

家族や周りの人のそれぞれの反応

ウィッグに対しての反応は本当に人それぞれだなと思った1年でもありました。
例えば……
夫:割とフランクなタイプなので「ウィッグ? いいじゃん、かぶれかぶれ!(笑)」という感じで反対もされず、むしろ面白がっています。
同居中の20代息子:ほぼ無反応。母親のヘアスタイルなんぞ心底どうでもいいようです。
姑:意外にもノーコメント。買い物のサポートなどで週に1回くらい会うのですが、赤い髪で行ってもウィッグ姿で行っても以前と変わらず。嫁のヘアスタイルに興味がないのか、気を遣って何も言わないのか、それとも嫁の顔なんか目に入っていないのか……。
職場の人たち:私がウィッグなのを知っている人は数人しかいませんが、その人たちはウィッグの話題をこちらが振らない限り、自分からその話題に触れてくることはありません。


ウィッグに興味を持つ同年代の女性からは「私もいずれ…と思っているので、参考に聞かせて」と値段や入手方法について聞かれたことはありました。
一番厳しいのは20代の娘でしたね。ロングのウィッグをかぶった際に黒いゴムで無造作に結んでいたら
「そんな手抜きじゃダメでしょ!」
とバレッタを買い足せだの結ぶ位置が悪いだの、結構なダメ出しをされました。