静岡県警が2025年4月10日午前、8日に傷害の疑いで現行犯逮捕された広末涼子容疑者の東京都内の関係先に家宅捜索に入った。複数メディアが報じている。

「薬物検査を一時拒否」報道も

広末容疑者は8日午前0時20分ごろ、静岡県島田市内の病院で治療を待っていた最中に看護師の女性を蹴ったり、腕を引っかいたりしてけがを負わせた疑いで逮捕された。広末容疑者が代表取締役を務める所属事務所が8日昼、逮捕の事実を公式サイトで公表した。

続報では、捜査関係者による情報として、取り調べ中も大きな声をあげたりするなど落ち着かない様子が続いているとの情報が伝えられた。また、交通事故を起こす前には、サービスエリアに立ち寄った際、突然他人に「広末でーす」などと声掛けをするなど不審な行動をとっていたという。

広末容疑者に対し薬物検査を行う方針であるとの報道がされていたが、文春オンラインは9日公開の「広末涼子(44)は薬物検査を拒否していた〈捜査員の前で大声を張り上げ…〉」との記事で、広末容疑者が薬物検査を一時拒否していたと伝えている。

なお、10日の報道では、「任意の薬物検査の結果、覚醒剤などの違法薬物は検出されなかった」という。

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「凶器なしの傷害罪や交通事故で家宅捜索だと極めて異例」

こうした中、静岡県警が10日午前、広末容疑者の東京都内の自宅に家宅捜索に入ったとの報道が注目を集めている。

10時頃の速報では容疑に関する情報はなく「関係先」とされていたが、11時頃までに報じられたものでは「危険運転致傷の疑い」だという。

弁護士の紀藤正樹氏は速報に触れ、Xで「容疑は何か、肝心なところの報道がない。今回のような凶器なしの傷害罪や交通事故で家宅捜索だと極めて異例」とコメント。

「本人供述との関係で裏付けのための心因過程、動機解明の捜査ならあり得るが、それでも異例」と驚きをつづった。

続く投稿では、「異例の捜査の背後に何かあるのか、別件があるのか、それともないのか、今後の捜査の行方がに注目」(原文ママ)としている。

SNSでは、「事故だけじゃ家宅捜査ならないよね…他にも疑いがあるってこと?」「ちょっとなぁ…少なくともカウンセリングは受けた方が良い気がする」など、心配と困惑の声が上がっている。