
ストレスが溜まりやすい現代、癒しを求めて訪れたくなるのが「温泉」です。みんな大好きな温泉ですが、もっとも人気を集める「温泉地」はどこなのでしょうか? ビッグローブ株式会社が行った「第16回 みんなで選ぶ 温泉大賞(R)」の結果をもとに、西日本で人気の温泉地トップ3をみていきましょう。
西日本でもっとも高評価を得た「温泉地」は…
新年度がスタートし、今月末には早くもゴールデンウィーク。仕事やプライベートでバタバタとしていて、「今年の旅行先をまだ決めていない」という人もいるのではないでしょうか。
そんなとき、「温泉」は旅行の定番スポット。どうせなら、多くの人から高い評価を得ている有名温泉地に行きたいものです。
ビッグローブ株式会社は、日本国内の温泉地を対象にユーザー投票を実施。得票が多い順にランキング付けを行い、「温泉番付」を作成しました※。今回はこの「温泉番付」のなかから、西日本の温泉地部門のトップ3を厳選して紹介します。
※ 投票実施期間:2024年12月24日~2025年2月13日(52日間)/投票方法:Webサイト、スマートフォンアプリでのアンケート/有効投票総数:1万860票
【関脇】城崎温泉(兵庫県)

関脇に入ったのは、兵庫県の「城崎温泉」。「まち全体が大きな温泉宿」をコンセプトに、その街並みは奈良時代から多くの人々に愛されてきました。川沿いの情緒あふれる外観は、まるで大昔にタイムスリップしたかのよう。どの宿に泊まっても高い満足度を得られることができそうです。
平成25(2013)年には、「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン(改訂第3版)」で2つ星(★★)を獲得。さらに、「温泉総選挙2016 インバウンド部門」でも堂々の第1位に輝き、国内外問わず高い評価を受けています。
城崎温泉の魅力は、歩いて巡る「7つの外湯」。「浴衣姿と下駄」が正装とされ、開運招福の湯といわれる「一の湯」や良縁成就・美人の湯といわれる「御所の湯」など、7つそれぞれに異なるご利益があるそう。
泉質は主にナトリウム・カルシウム塩化物泉で、神経痛や疲労回復のほか、保湿性が高いことから美肌効果も期待できます。
東京から城崎温泉までは、下記で紹介している新幹線を使う方法のほか、現在では国内唯一の寝台特急である「サンライズ出雲」で姫路まで向かい、JR播但(ばんたん)線に乗り換えるという方法も。目的地までの道中までも忘れられない思い出となりそうです。
【東京から城崎温泉までの所要時間・運賃】
■時間……5時間56分
■運賃……1万4,790円
※ 新幹線を使用した場合。参照:NAVITIME「東京-城崎温泉」おすすめルート
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第2位は、豊臣秀吉も愛した“歴史的名湯”
【大関】有馬温泉(兵庫県)

大関に輝いたのは、同じく兵庫県の「有馬温泉」。日本書紀や風土記などに登場するほど長い歴史を持つ、「日本三古湯」のうちのひとつです。(なお、日本三古湯は有馬温泉のほか、愛媛県の道後温泉、和歌山県の白浜温泉があります)。
平安時代には清少納言、室町時代には足利義満、明治時代には福沢諭吉など、数々の偉人が心身を癒したとされます。なかでも豊臣秀吉は、44歳から亡くなるまでの17年間で9回も湯治を行うなど、有馬温泉をこよなく愛したようです。
有馬温泉の源泉は、大きく分けて「金泉」と「銀泉」の2種類。「含鉄ナトリウム塩化物強塩高温泉」の金泉は神経痛や筋肉痛、関節痛などに効くとされ、「二酸化炭素泉」や「放射能泉」の銀泉は、むくみの解消や高血圧などに効果があるといわれています。
さらに、銀泉のうち「ラドン泉」は飲むことも可能。強めの炭酸がさわやかな喉ごしで、気管支性喘息や軽度の末梢性動脈血行障害に効果があるといわれています。おいしいかどうか、訪れた際はぜひお試しを。
【東京から有馬温泉までの所要時間・運賃】
■時間……3時間25分
■運賃……1万5,140円
※ 新幹線を使用した場合。参照:NAVITIME「東京-有馬温泉」おすすめルート